学生による茨城観光・生活紹介
Project
ベトナムと揚げたて屋てんの驚きのつながり
取材日:2021年9月9日(木)17:00~18:00
記録者:永島彰人 藤田郁実 髙橋凌磨
基本情報
店舗名:揚げたて屋てん 河和田店住所:〒311-4153
茨城県水戸市河和田町4379-43
TEL/FAX:029-251-0066
営業時間<昼の部>11:00-15:00(14:30LO)
<夜の部>17:00-21:00(20:30LO)
Website:https://agetateyaten.com/
お店の基本情報
和風な外見で暖簾がかかっており、外壁にはメニューや写真が掲示してあります。そして、駐車場が広く家族で来ても安心です。
テーブル席とお座敷があり、木を基調とした内装で日本人にとってもどこか懐かしいような雰囲気があるお店です。
客層
昼間:会社員
夜間:家族で
こだわり・誇り・やりがい
公式HPには、次のようなこだわりが紹介されています。
1.天ぷらは「2回に分けて」熱々揚げたてをご提供します。
2.「リーズナブルな価格設定」です。
3.茨城県産ふっくら「炊きたて」のご飯をスタンバイ
また、一部の料理では、ご飯の大盛りが無料、ご飯のおかわりが無料(定食・丼メニュー)になります。また、塩辛の試食サービスもあります。
料理だけでなく、接客方法にもこだわりがあることが、今回の取材で明らかになりました。日本のおもてなしの文化を感じることができます。常務に接客のこだわりを伺ったところ、次のように回答して下さいました。
「お客様がご来店されて、お食事を召し上がって、帰るときも、お客様の顔を見ながら、お店を出るまで、お客様を中心に、心からのいらっしゃいませと、ありがとうございます、をお送りする。」
「家族連れのお客様が来たら、お子様に目を配る、気を配ります。」
「楽しく食事をする場を提供すること。また来たいと思ってもらえるような接客をしている。」
料理について
天ぷらの作り方
1:てんぷら粉を作る(てんぷら粉は「粉1:水1.6」)
2:トロトロになるまで混ぜる
3:小麦粉→てんぷら粉の順に食材を付けて揚げる(油の温度は170℃)
食べ方
天つゆ、塩、しょうゆなどをつけて食べます。
*揚げたて屋てんでは天つゆに大根おろし、おろししょうがを加えて食べることをお勧めしていただきました!
こだわり
揚げたて屋てんでは、天ぷらをつくる際に、キャノーラ油を使用しています。このキャノーラ油は植物性の油です、そのため胃もたれせず、存分に天ぷらを味わうことが出来ます。
揚げたて屋てんでは揚げたてを提供するために二回に分けて提供しています!
Ex)えび天定食の場合
1回目…えび2本、白身魚、ピーマン
2回目…まいたけ、さつまいも、ねぎ
定食メニューには天ぷらのほかにご飯、味噌汁、漬物、天つゆ、おろししょうが、大根おろしが付きます。
おすすめ
ベトナムから来た観光客向けに、茨城大学生がおすすめする揚げもの3選!
①スカイツリー天丼タワー 2070円
スカイツリー(SKY TREE)というのは、東京都墨田区押上1-1-2にある電波塔のことを指します。2012年2月29日に完成し、同年5月22日に電波塔・観光施設として開業しました。
この東京スカイツリーをモチーフにしたメニューです!電波塔と同様に、高さが印象的な料理です。縦に長く伸びている揚げ物は、アナゴの天ぷらです。その周囲をエビの天ぷらが囲っています。こちらは、東京スカイツリーが完成したときから、販売されており、揚げたて屋てん河和田店の名物です。
②えび天定食
このメニューは揚げたて屋てん河和田店で群を抜いて人気なメニューです。今回の取材では、実際にエビ天ぷらを揚げる様子を撮影させていたできました。
揚げたて屋てんさんには、エビを揚げる際に衣をつけると見栄えが良くなるそうで、この行程を「花をつける」とよぶらしいです。
③ピーマン
取材中に注文した定食にも、ピーマンの天ぷらが一緒に提供されていました。もちろん、揚げたてです。ベトナムでは、ピーマンを揚げ物にして食べる文化がないと聞きました。生野菜として、普通にピーマンを食べると苦みがありますが、天ぷらにすることで、苦みがなく、おいしいものに仕上がるそうです。
取材の振り返り
意外なベトナムとの繋がりを発見!
①お店一押しのえび天のえびはベトナム産が多く出されている!
②てんさん系列でベトナムに焼肉屋(大阪焼肉)と寿司屋(Tokyo寿司)を出している!
この店舗の共同経営者であるベトナム人の方は、過去に茨城大学に留学した経歴があるそうです。
取材を終えて…
日本の伝統的な料理を紹介したことで、世界中で様々な行き交う現在に、日本らしさを海外の方に教えることができたため、日本の魅力を発信できたように感じました。
今回の講義の中で、ベトナムの学生と、日常や趣味について意見交換をする場面がありました。そこで判明したのは、私たちの生活様式や娯楽は、ベトナムの学生の方のそれと大差ないという点です。グローバルな社会に生きる私たちにとって、文化の輸出、輸入は絶えず行われているため、趣味の話で盛り上がった時は、まるで茨城大学の学生と会話しているような感覚でした。そのため、日本ならでばの食文化を紹介するのは、困難を極めるものと考えていました。しかし、今回の取材では、幸運なことに揚げたて屋てん河和田店さんの協力あって、ハイフォン大学の学生の皆さんに天ぷらを紹介することができました。日本らしい料理の味わい方をお伝えすることができ、非常にうれしく思っています。ベトナムの皆さんが今回紹介した飲食店に行く機会があるならば、私たち茨城大学の学生が通訳、案内をさせていただきます。
揚げたて屋てん 河和田店の皆さん
貴重な機会、そして取材へのご協力、本当にありがとうございました!