日本語教育を学びたいみなさんへ
Learn Japanese language education
プログラム概要
日本語教員養成プログラム
本プログラムは、外国語としての日本語を指導するために必要な専門的基礎知識と基礎能力の習得を目的とします。
本プログラム修了に必要な単位数は26単位(必修科目12単位、選択科目14単位)です(注1)。
必要単位数を取得した者には、「茨城大学日本語教員養成プログラム修了証」を交付します。本修了証は、本プログラムの所定の単位を取得し、本プログラムを修了したことを証明するもので、日本語教員資格などを認定するものではないことに注意してください。
(注1)本プログラムの教育課程編成は、文化庁が平成12年3月30日に取りまとめた『日本語教育のための教員養成について』において示された教育内容に準拠する。また、法務省による日本語教育機関の告示基準(平成29年8月1日施行)の第1条第1項13号及び「日本語教育機関告示基準解釈指針」に示された「日本語教育機関における教員の要件」(平成29年度4月以降入学者から適用)を満たす教育課程となっています。なお、本プログラムは、国家資格である登録日本語教員養成のための「登録実践研修機関及び登録日本語教員養成機関としては未登録です(2024年4月時点)。
プログラム履修について
受講対象者
本プログラムを受講できるのは人文社会科学部と教育学部の学生です。 なお、本プログラムは人文社会科学部サブメジャーとなっています。詳しくは人文社会科学部の履修案内等を確認してください。
本プログラムは学年進行で開講されます。
履修科目及び履修基準について
本プログラムは選択科目と必修科目から構成されています。それぞれの履修科目及び履修基準は次のとおりです。
選択科目について
- 選択科目(注2)は、指定された基盤教育科目(注3)及び人文社会科学部・教育学部開講の専門科目から選択すること。
- 履修に当たっては、所属学部の履修基準に従い、各授業科目の履修上の注意をよく読んで履修すること。
- 選択科目は、領域1「言語、言語と心理、言語と教育」、領域2「言語と社会、社会・文化・地域」の各領域4単位以上含み、14単位以上を履修すること。
(注2)「ナンバリングコードに「JTP」のコードが付された科目
(注3)基盤教育科目は、異なる授業題目であれば同一授業科目を複数履修することができる。
必修科目について
- 「共生とコミュニケーション[日本語を考える]」は(日本語の諸相)、(日本語文法)の計2単位を履修すること。
- 「日本語教授法」はⅠ、Ⅱの順で履修すること。
- 「日本語教授法演習」「日本語教授法演習(海外)」はいずれか1科目を履修すること。
- 「日本語教授法演習」及び「日本語教授法演習(海外)」は3年次後学期又は4年次前学期に受講するが「日本語教授法演習」「日本語教授法演習(海外)」開始前に当該授業以外の所要単位をすべて取得済みであることが履修条件なので注意すること。また、「日本語教授法演習(海外)」は学内の交換留学に応募し、受入校への交換留学派遣候補者として推薦を受けることが履修条件となっている。
- 必修科目の「日本語教育概論」、「多文化社会と日本語教育」、「日本語教授法Ⅰ」、「日本語教授法Ⅱ」、「日本語教授法演習」「日本語教授法演習(海外)」は、基盤教育科目として開講される。
- 「日本語教授法演習」の受講者数は、3年次以上後学期10名程度、4年次前学期10名程度であり、希望者が受入可能数を超えた場合は、必修科目(共生とコミュニケーション(日本語の諸相)及び(日本語文法)、日本語教育概論、多文化社会と日本語教育、日本語教授法Ⅰ、日本語教授法Ⅱの成績によって選抜する。選抜の時期は、3年次前学期の成績が出た時点(9月中旬頃)とする。その結果、「日本語教授法演習」を受講できず、本プログラムを修了できないことがあるので注意すること。
- 「日本語教授法演習」及び「日本語教授法演習(海外)」以外の必修科目は、必ずしも本プログラム修了を目指さない人文社会科学部・教育学部の学生も履修できる。
- 「日本語教授法演習及び「日本語教授法演習(海外)」は履修条件を満たしているかどうか、確認の上、履修申告すること。
表1必修科目(12単位)
※基盤: 基盤教育科目
授業科目 | 履修年次 | 開講学期 | 単位 | |
---|---|---|---|---|
基盤 | 共生とコミュニケーション 「日本語を考える(日本語の諸相)」 |
1年次以上 | 1年3Q | 1 |
基盤 | 共生とコミュニケーション 「日本語を考える(日本語文法)」 |
1年次以上 | 1年4Q | 1 |
基盤 | 共生とコミュニケーション 「日本語教育概論」 |
2年次以上 | 前学期 | 2 |
基盤 | 共生とコミュニケーション 「多文化社会と日本語教育」 |
2年次以上 | 前学期 | 2 |
基盤 | 共生とコミュニケーション 「日本語教授法Ⅰ」 |
2年次以上 | 後学期 | 2 |
基盤 | 共生とコミュニケーション 「日本語教授法Ⅱ」 |
3年次以上 | 前学期 | 2 |
基盤 | 共生とコミュニケーション 「日本語教授法演習」 |
3年次以上 | 3年後学期/ 4年前学期 |
2 |
(注1)「日本語教授法演習」の期間は約4週間である。その期間中に茨城大学の日本語クラスでの教壇実習を含む13回(30時間)の授業を行う。詳細は「日本語教授法演習」」履修条件確認時に渡される「日本語教授法演習案内」を参照のこと。
(注2)「日本語教授法演習(海外)」は大学間交流協定校との協力で行う。渡航前に本学の担当教員によるガイダンスを受ける。受入協定校で、協定校の担当教員の指導のもと、1学期に26時間以上日本語教育に関する学修(授業見学、採点補助、会話パートナー、教材作成補助、教壇実習など)を行う。帰国後レポートを提出し、帰国報告会を行う。受入協定校はインドネシア教育大学、ウィスコンシン大学(米国)、レンヌ大学(フランス)、マレーシア科学大学、ハイフォン大学(ベトナム)。受け入れ協定校が追加される場合や、協定校の事情等により受け入れできない年度もあるため、留学申請前にプログラム担当教員に相談すること。