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「日本語教員試験」合格体験記

2025年度

2025年度の日本語教員試験には、教育学部から2名、人文社会科学部から1名、計3名の学生が挑戦しました。
それぞれが授業や実習、課外での学びを積み重ねながら、忙しい大学生活の合間を縫って勉強を続けた結果、見事、3名全員が合格という嬉しい成果を収めました。
本ページでは、合格した3名のうち、2名の学生の体験談を紹介します。受験を決意した理由、試験までの学習方法、支えとなった授業や経験、そして合格した今感じていることなど、リアルな声をまとめました。
これから日本語教員を目指すみなさんにとって、きっと参考になるエピソードが見つかるはずです。

 

Iさん(教育学部・英語専修・4年)

私は春休みから受験準備を始め、教員採用試験の時期は学習量を調整しながら、毎日30分〜1時間のペースで継続しました。テキストは日本語教育能力検定試験の問題を中心に活用し、解説が足りない部分はウェブの丁寧な解説や動画で補完。英語教育で学んだ教授法(CLILやFocus on Formなど)は、日本語教育の文脈でも応用可能で、問題を解く上で強みになりました。一方で難しかったのはリスニングです。アクセントの高低や調音点・調音法の識別は、専門性が高く理解に時間がかかりました。日本語教育プログラムの中の日本語教育実習では、学習者の誤用例や理解のステップを実際に観察でき、試験の設問意図を具体的に想像することに役立ちました。
4月からは中学校の英語教員として勤務予定です。外国にルーツを持つ生徒が増えるなか、日本語教育の知識は学校現場でも活きてくるのではないかと思います。これから、受験する皆さんには、日本語教育能力検定試験の過去問を大いに活用し基礎的知識をつけること、日本語学習者と接することができる機会に参加してみることをおすすめします。試験を受けるか迷っている人はぜひ挑戦してみてください。

 

Mさん(人文社会科学部・4年)

登録日本語教員試験に挑戦したのは、養成プログラムを修了したことを資格として残しておきたかったからです。
勉強を始めてすぐ、専門用語の壁にぶつかりました。そこで、移動時間や空き時間で用語の基礎固めをしました。また、夏から秋にかけてオンラインで日本語指導を経験しました。学習者がつまずきやすい具体的な場面や文法を体感できたことは大きく役立ちました。1ヶ月前頃からは市販の応用問題集を繰り返し解きました。わからない部分や不安なところは「日本語教師のはま」などのサイトや動画を活用して勉強しました。特に難しかったのは、一回しか流れない文を聞きながら、口腔内の断面図を見て発音位置を特定する問題でした。繰り返し聞いて慣れることが大切だと思います。
4月からは日本語学校で日本語教師として働きます。試験合格はあくまでスタートライン。これからも学び続けたいです。
過去問がないことなど、不安に思うかもしれません。しかし、市販の問題集やインターネットには豊富な資料があります。また、実際に日本語を勉強している人と関わることは自然と勉強になります。受験してみようかなと少しでも思ったら挑戦してみてください。応援しています!