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留学体験・協定校情報
静宜大学での留学体験
人文学部社会科学科
留学期間2016年9月~2017年6月
台湾に来る前、期待と希望に溢れ、同時に不安も抱いていました。卒業を遅らしてまで留学に行く必要があるのか、卒業を遅らしてまで行く留学で果たして大きく成長できるのか、不安はいくつもありました。しかし、今留学生活を振り返ると、数多くの人に支えられ、充実した留学生活を送ることができたと断言できます。
(1) 授業
週に20時間中国語の授業、週2時間大学の授業を受けました。私は、留学するまで一度も中国語を勉強したことがなかったため、中国語20時間を選びましたが、中国語お10時間、それ以外12時間という選択肢もあります。
10人程度の少人数で発言もしやすく、何より先生が良かったので、毎日授業が楽しみでした。他の国の留学生とも一緒に受けるので、国によって授業に対する姿勢が違ったりして面白いです。
(2) 寮
キャンパス内にある寮に住んでいました。最初の半期は日本人3人に韓国人1人、次の半期は台湾人2人に韓国人1人でした。それぞれのライフスタイルが異なりストレスが溜まることもありますが、何かあったらはっきり相手に伝えることが大切だと学びました。
時には理想のタイプから、国家関係に至るまで、夜遅くまで話し込むこともありました。また、他の部屋にしょっちゅう遊びに行き、初めての寮生活を思い切り楽しみました。
(3) 友達
この留学を通して、世界各国の留学生と出会うことができました。台湾、フィンランド、リトアニア、タイ、アメリカ、韓国、フィリピンなど…
クラスメイトだったイタリア・フランスの学生とは一緒にクラブに行ったり、クリスマスパーティー、バースデーパーティーをしたり、自分の国の料理を作ってパーティーをしたりしました。アジアの学生と比べて欧米の学生は意見を持っていて発言力もあり、自立していると感じ、彼らから学ぶべきところがたくさんあると思いました。
中国人の友達もたくさんできました。日本にいた頃は中国に対して、うるさいとか、よくないイメージを持っていました。しかし、一人の人として関わっていくうちに、情が厚い面とか、自分の意見をはっきり言うところなど目にし、彼らから学ばなくてはいけないところもあると思うようになりました。今でも頻繁に連絡を取る、大切な中国人の友達も出来ました。
また、たくさんの日本人の友達もできました。他の大学から来た親友もできましたし、ここまで違うか、というくらい価値観の全く異なる友達もでき、おもしろかったです。
(4) 台湾
留学中台湾の主な都市に旅行に出かけました。台湾は小さいですし、交通費も安いので比較的旅行しやすいと思います。台湾料理は美味しく、安く、日本よりはるかに飲食店が多く食べ過ぎてしまうので、太りやすいです。実際、私も含めほぼ全員太って帰国しました。
台湾人は、良くも悪くも周りを気にしない性格だと思います。そのため、もう少し周りを気にした方がいいのではと思うこともありましたが、日本人よりも自分らしく生きている感じがしました。少し羨ましかったです。
(5) 最後に
この留学を通して、月並みな表現ですが、価値観の違いを学びました。価値観の違いを知り、自分の価値観をよく知ることができ、いろんな種類の人がいて面白いと思うようになりました。そして結果的に、以前よりも自信を持てるようになった気がします。この点が留学で学んだ中で一番大切なことなのかなと思います。
また、茨城大学の先生、靜宜大學の先生、友達、家族、たくさんの人に支えられて過ごすことができました。本当に感謝しています。