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実績報告

基盤科目「ビジネスコミュニケーション」中間発表(5月26日(月))

基盤科目「ビジネスコミュニケーション」(日本人学生14名、留学生12名が履修)では、日本企業や海外の日系企業などのビジネス現場で必要とされるビジネスコミュニケーションスキルをプロジェクト活動を通して学びます。プロジェクト活動では、茨城県内の企業が抱える実際の課題について議論し、その解決策を具体的な調査やパイロットケースをもとに企業に向けて提案をします。

5月26日(月)、ご協力いただいている4社(ライフサポート山野、ソフナーズ、つくば食品、三和食品)の経営者の方々をお招きし、中間発表を行いました。

三和食品の課題は、技能実習生と日本人社員とのコミュニケーションを円滑にしたいという点です。担当するグループは、これまでの聞き取りや企業訪問で感じたことをもとに、会社で働く技能実習生の日本語学習の意欲とその阻害要因、職場での日本語コミュニケーションの実態をアンケートを用いて調査することを提案しました。三和食品からは、きっちりとデータをもとに検討することは大切なので、ぜひ進めてほしいというお言葉をいただきました。

次に、つくば食品の課題は、会社の企業理念やビジョン、ミッションが社員に共感されているのかというものです。グループは、事前につくば食品の社員を対象に行ったアンケート調査から、それらがどれぐらい認知されているのかを調査しました。調査では、概ね多くの社員に認知されていることが確認されましたが、「共感」を得られているのかという点までは探れてはいません。そこで、今後新たにパート社員も含めてそれらが「共感」されているのか、そして、社員誰もがそれらを自分事として仕事に活かすにはどうするのかを考えていくことになりました。

ソフナーズの課題は、茨城県内で開催されるさまざまなセミナーを一括して検索できるサイトを作りたいというものです。オンラインのミーティングを重ね、留学生に特化したセミナーのまとめサイトを作成するべく、今後は留学生と企業に向けてアンケート調査を行い、どのような情報が提供可能なのかを探っていきます。

ライフサポート山野の課題は、インドネシアの大学生と日本の中小企業をつなぐオンラインアルバイトのプラットフォームを構築すること。企業側にはオンラインアルバイトのニーズを調べるとともに、インドネシアの大学生がどのようなアルバイトを提供できるのかを調査していきます。

今回の発表では、企業側の方々にも新たな気づきもあったようで、参加学生及び企業の人たちにとっても有意義な時間となりました。