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ベトナム文化を五感で体験!「国際共修(ベトナム)」受講生がアオババを訪問
7月20日(日)の夜、「国際共修(ベトナム)」を履修する学生17名が、水戸市のベトナム料理店「アオババ」を訪れ、ベトナムの食文化を五感で体験しました。
この授業では、ベトナム・ハイフォン大学の学生と連携し、COIL(Collaborative Online International Learning)という国際的なオンライン学習プロジェクトを通じて、異文化理解を深めています。今回の訪問は、9月13日(土)に茨城大学水戸キャンパスで開催される「ベトナム文化紹介イベント」(詳細はこちら)の準備の一環として行われました。
このイベントでは、茨城県内の中高生を対象に、ベトナムの魅力を伝える企画・運営を学生たちが主体となって行います。そのためには、まず自分たちがベトナム文化を深く理解することが重要です。
当日は、授業を履修しているベトナム出身の学生も参加し、料理の特徴や文化的背景について紹介してくれました。食事では、生春巻き(ゴイクン)やフォー、ココナッツカレー、空芯菜の炒め物など、ベトナムを代表する料理が次々と提供され、学生たちはその味や香り、見た目からベトナム文化を五感で体験しました。そして、料理を通して、学生たちはベトナムの食材や味付け、食事のスタイルに触れ、さまざまな発見を得ることができました。
食事を通じて印象に残ったのは、料理の多様性と食べやすさです。春巻きが揚げと生の2種類あり、それぞれの食感や具材の違いを楽しめたこと、フォーやココナッツアイスなども日本人の口に合う味付けで、初めてでも美味しく食べられたという声がありました。また、南部料理は甘めの味付けで、日本の地域ごとの味の違いと似ているという気づきもありました。
文化的な面では、「店内の装飾がまるでベトナムにいるようだった」「個室のつくり方が日本と異なり、カラフルな布やランプで囲まれていて美しかった」「乾杯の挨拶が複雑で戸惑った」といった声があり、空間や習慣の違いにも関心が集まりました。
さらに、「ベトナムでは大皿を囲んで食べるが、日本では個別に取り分ける」「魚料理が多く、シシャモは両国で同じ名前だった」「日本人はパクチーが苦手な人が多い」など、食文化の違いや共通点にも注目が集まりました。
店の工夫にも感心する声が多く、「味付けを薄めにして調味料で調整できる」「日本語のメニューや説明がわかりやすい」「日本人にも受け入れられるように配慮されている」といった点が挙げられました。店内の装飾が写真を撮りたくなるほど可愛らしく、外国人にも日本人にも人気がありそうだという感想もあり、ベトナム文化が日本で受け入れられつつあることを実感する機会となりました。
学生たちは、料理だけでなく空間や人との関わりを通じて、ベトナム文化への理解を深める貴重な体験を得ることができました。


