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日本語教員養成プログラム修了生講演会 「企業で働きながら、日本語学校で教える」(10月20(月))
2025年10月20日(月)、茨城大学水戸キャンパスにて、日本語教員養成プログラム修了生の斉藤朱里さんによる講演会を開催しました。斉藤さんは、ブライダル業界でフォトグラファーとして働きながら、日本語学校で非常勤講師としても活躍されています。
講演では、大学卒業後のキャリア選択、副業として日本語教育を始めた理由、そして教育現場での実践について、具体的な経験を交えて語っていただきました。「20代のうちに複数のスキルを身につけたい」「異文化への関心」「将来のセカンドキャリアとしての可能性」など、学生にとっても共感しやすい視点が多く含まれていました。日本語学校での授業準備や学生との関わり、生活指導の工夫など、現場のリアルな様子も紹介され、教育のやりがいや難しさが伝わる内容となりました。特に、夜間にアルバイトをしながら学ぶ留学生の姿や、異文化間での摩擦への対応など、教育者としての葛藤も率直に語られました。
講演後の質疑応答では、学生から「本業との両立はどうしているのか」「日本語教育での学びや経験が企業でどう活かされているか」などの質問が寄せられました。斉藤さんは、夜間や休日を活用した授業準備の工夫や、企業内での外国人との関わりなどを紹介し、日本語教育のスキルが幅広い場面で活かせることを伝えてくださいました。
参加した学生からは、「副業としての日本語教育のリアルな話が聞けて参考になった」「自分のキャリアを考えるうえで、日本語教師という選択肢が身近に感じられた」「教育現場の課題ややりがいを具体的に知ることができた」といった感想が寄せられました。
講演後にはランチを囲んだ情報交換会も行われ、参加者同士の交流が深まりました。斉藤さんの経験は、学生たちにとって今後の進路やキャリアを考えるうえで大きなヒントとなったようです。

