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留学体験・協定校情報

いい意味での価値観のずれが視野を広げてくれた

農学部

留学期間2023年度研修 AIMS派遣プログラム

授業で学んだ専門的な内容について

専門的な内容については、日本で学んだこととそう変わりありませんでしたが、Basic Functional FoodやFood chemistryではインドネシア特有の食べ物に対する内容も多く授業で取り扱っていたためとても興味深かったです。
また、Food safety and sanitationでは実際に食品産業やそこでの水の処理について調査するために訪問し、その情報をもとにプレゼンテーションを行う機会が授業内で二度ほどあったのですが各グループがいろいろな企業に訪問してプレゼンテーションを作成するので、プレゼンテーションを聞くことで学ぶことはとても多かったです。インドネシアにはSNIというものがあって、原料一つ一つに対してその基準が書かれた書類のようなものがあるのに驚きました。
それぞれの食品に対する書類はRegulation code というもので管理されており、例えばコーヒーの原料であるコーヒー豆のRegulation codeはSNI 01-2907-2008となっています。日本にも同じようなものがあるのかはわかりませんがとても細かく規制されているなと思いました。
Food chemistryでは実際に食べ物を渡されて、学んだことを体験する機会が多くありました。

海外の大学で授業を履修するにあたって工夫した点および反省点

私の場合は少し英語で学ぶには重い内容の授業を選びすぎてしまったかなと思います。授業コードで左から二番目の数字はその授業がどの学年に向けて開講されているのかを表しているのですが私の場合はほとんど三年生向けの授業を選択してしまいました。そのため、初めのうちは日本語では知っていても英語では見慣れない単語が多く苦戦しました、しかし、以上にも書いた通り内容自体を日本でも触れたことがあるような授業を取るように工夫したので単語さえ覚えてしまえば復習は楽にすることができました。しかし、3年生向けの授業を選択すると同学年の現地学生と知り合うことができるため授業を通して知り合い、日本の学生との相違点や共通点を知ることができたのはとてもよかったなと思います。

多様な文化・価値観に触れることで得られたこと

私は初めて海外に行ったのですが、当たり前が違うことは少し不便でもあるけどとても面白いなと思いました。はじめは信じられないその国での常識も、そこにはその文化や習慣ができるまでの背景がきちんとあったり、その国の国民性だからこそ成り立っているまたはうまくいっていない部分があったりと知るたびにとても興味深いなと思いました。
また、たこ焼きや寿司などのお店も現地にあるのですが、日本の物とはかなり違っていて面白かったです。寿司に関しては現地特有のチェーン店もあって不思議な気持ちでした。あまり勝手に分類するのはよくないかもしれませんがインドネシアにはイスラム教とキリスト教の人が多いためそれぞれの宗教を持っている友達の価値観の違いを体験することができたことも興味深いと思ったことの一つでした。

留学で得た知識・経験を,自身の将来にどのように活かしていくか

私はこの留学をきっかけに今までの自分の生き方を見つめなおし、今後どうしていきたいのかを考えるとてもいい機会になりました。今までは大学内の決まった人、同じ言語を話す価値観の近い人たちと話していることばかりだったため、自分だけの世界で生きていたような気がしました。しかし、今回の留学でいろいろな環境で生まれ育った人たちと価値観を分かち合ったことによってより多方面から世界を見ることができるようになりました。そのような人たちとのいい意味での価値観のずれが私の視野を広げてくれたのだと思います。また、グループディスカッションでは必ず自分も意見を持つことが求められるため、常にものごとを考えていたり、自分の意見があったりしないとほかの人に迷惑をかけてしまうことになります。この経験を通して前に比べると常に考えながら生きるようになったのではないかと思います。これからは、この留学で得た経験を生かして、多面的に物事について考え、常に自分の意見を持っているようになれるよう、心がけたいと思います。

派遣先大学で特に良かった点

特に良かった点は、AIMSで来ていたインドネシア以外の海外の学生の友達もできたことです。私が留学で一番したかったことは、異文化について知ったり体験したりすることを通して自分の視野を広げることだったので現地以外の海外の学生と交流ができたことがとてもよかったと思います。実際に自分の目でその異文化を見たり、現地の人から聞いたりすることでよりリアルに近い理解を得ることができました。また、インターナショナルオフィスの先生方やバディの学生たちがとても親切で困ったときは解決策を提案してくれたり、手伝ったりしてくれたので、友達作りが得意ではない私も特に不便なく生活することができました。

同じ大学へ行く後輩へのアドバイス

とにかく人に助けを求められるということが大切だと思います。授業については現地学生は1年生の時からプレゼンテーションを行っているので私たちに比べてかなり慣れているため、わからないことがあったらすぐに現地学生に聞いてアドバイスを求めるといいと思います。また、体調を崩した時も寮の隣がクリニックとはいえ、英語が通じないためまずは現地学生に助けを求めることが大切です。
授業中には、あなたはどう思う?という投げかけが多くあるので授業中油断していると大変なことになるので、しっかり聞くようにしましょう。
インターナショナルのイベントにはできるだけ参加することをお勧めします。いい経験になるし、友達を増やすこともできるしとても楽しいものばかりです。