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留学体験・協定校情報

留学が教えてくれた“学び”の本質

農学部

留学期間2024年度研修 AIMS派遣プログラム

授業で学んだ専門的な内容について

Food Chemistryでは、食品の基本成分(タンパク質、炭水化物、脂質など)の機能やその応用について学び、食品特性への影響や保存・加工による変化を理解しました。Food Microbiologyでは、食中毒を引き起こす要因となる微生物を中心に学び、食中毒を防ぐための予防方法や食品の保温方法について学んだ。Food Safety and Sanitationでは、食品中の微生物の名称や種類、その増殖と人体への影響について学習した。また、現地のレストランや食品工場を見学し、衛生管理の実践状況を調査することで、安全管理の重要性を理解しました。これにより、微生物が食品安全にどのように関わるかが具体的に学ぶことができた。また、全ての授業でプレゼンテーションがあったため、英語のスピーキング能力の向上ができた。Indonesia Languageでは、インドネシア語の基本的な内容について教授に教わると同時に、クラスメートや教授とインドネシア語で実際に会話することで、言語の基礎的な知識を身に付け、異文化理解も深まった。

海外の大学で授業を履修するにあたって工夫した点および反省点

実際に日本で受講していたことのある授業やその授業に関連した内容の授業を受講するようにした。インドネシアの大学の授業は、日本の大学の授業よりも授業時間が長いため、2時間半の授業を2つ西、1時間40分の授業を2つにすることで、バランスよく授業時間を合わせるようにした。また、Indonesia Languageのクラスは、ほとんどの留学生が参加するため、海外留学生との交流であったり、友好関係を築くためにも履修した。正直、Food MicrobiologyとFood Safety and Sanitationは、内容が似ていることが多くあったため、どちらかを他の授業にしても良かったと感じた。また、日本で受講していない内容を含んだ授業も履修すればよかったと考えている。

多様な文化・価値観に触れることで得られたこと

私は、留学をすることで、異文化の理解やグローバルな視点を得ることができた。実際に現地の学生や他国の留学生と交流することで、今まで自分が経験することのないことが多くあり、戸惑いはあったものの実際に体験してみると、自分の考えが小さい規模であったことに気づくことができた。私たちの生活も現地の学生からすると、驚くべきことでもあり、互いに学習・共有することができた。また、どんなに違った環境で育った人たちでも互いに理解し合うことで、いい人間関係を気づくことができることを改めて実感し、その面では、私が今回の留学で一番学習したことは、ヒトとのつながりの大切さであると感じている。

留学で得た知識・経験を,自身の将来にどのように活かしていくか

留学で得た知識や経験を、自分自身の課題発見や解決方法の発見に活かしていきたいと考えている。留学以前の私は、ただ勉強するだけで、そこに明確な目的や背景を意識していなかった。しかし、留学を通じて「なぜ勉強するのか」「なぜ人との関わりが重要なのか」を深く考えるようになった。たとえば、多文化環境でのグループディスカッションでは、自分の意見を的確に伝えることや、他者の視点を尊重することの大切さを学んだ。これらの経験から、課題を見つけるためには自己を客観的に見つめ直すこと、そして他者との対話が欠かせないことを実感した。今後は、留学で培った知識や視点を活かして、自分の中にある課題を探り、その解決策を主体的に考え、行動に移していきたいと思う。このプロセスを通じて、さらに成長していきたい。

派遣先大学で特に良かった点

私の派遣先大学は、クリニックの受診と薬の処方が無料でした。そのため、何か体調不良になったとしても、大学内のクリニックに行くことで、安心して生活することができた。また、大学では、定期的にイベントが開催されており、毎回、楽しむことができる。これらのイベントは、国ごとに発表会などがあるため、一度に他の国の文化を学ぶことができたり、自分の国の良さを広めることができる。それに加えて、ほとんどの学生が英語を話すことができるため、会話にもあまり困らず、日本が好きな学生が多かったため、積極的に話しかけてくれる。授業面では、クラスの中にアシスタントがいる授業もあるため、困ったときは助けてくれる。

同じ大学へ行く後輩へのアドバイス

健康面では、無料のクリニックがあるため、あまり心配する必要はない。授業面では、英語開講ではあるが、ほとんどの教授の英語はとてもはやく、聞き取りづらい。しかし、ほとんどの教授がそのことを気にしてくれているため、もし聞き取れない場合は、遠慮なく問い合わせると良い。大学内はとても広いため、「poki」という大学内の青いヘルメットをかぶったおじさんたちに声をかけると、1回5000ルピアで大学内どこでも連れて行ってくれる。また、大学内の建物は名前などが紛らわしいため、事前にチェックし、写真を撮っておくと良い。大学内の食事は、最初はカフェなどにし、徐々に外経営のレストランにするとよい。