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留学体験・協定校情報

“お互い様”の国で見つけた新しい視点

農学部

留学期間2024年度研修 AIMS派遣プログラム

授業で学んだ専門的な内容について

授業は主に食品関係のものを取った。具体的には食品微生物・食品化学・食品安全衛生学について学んだ。
・食品微生物学
微生物の基本的な知識を始めとして、食品中での微生物の働きなどを詳しく学ぶことができた。また、病原性微生物や食中毒のメカニズムや発生についても学ぶことができた。
・食品化学
食品に関係する物質(脂質・タンパク質・アミノ酸・ビタミン・ミネラル)などの働きについて学んだ。また、発酵など食品をよりおいしくさせる手段についても学んだ。
・食品安全衛生学
病原性微生物や食中毒を中心として、検査方法、殺菌方法、業界別での安全管理について学んだ。また、インドネシアや他国の留学生に話を聞いてそれぞれの国の食事の食中毒リスクや、安全管理についても学ぶことができた。

海外の大学で授業を履修するにあたって工夫した点および反省点

留学生向けオリエンテーションの時にみんなで履修登録をする時間があるので、そこで同じメジャーの留学生と同じ授業を選択すれば安心して初回を迎えることができると思う。
授業は基本的に英語であったため、授業に関係する最低限の英単語は事前に勉強をしてから授業に臨んだ。また、グループワークもほぼ毎回あったため、授業の内容についても予習してから授業に臨んだ。しかし難易度は決して高くないので過度に身構える必要はない。
復習に関しては授業後に小テストがあったのでそれを行うことで復習としていた。

多様な文化・価値観に触れることで得られたこと

まず初めに日本人の宗教観がとても特殊だという事に改めて気づくことができた。日本ではキリスト・仏教・神道などの様々な宗教が本来の形とは違えども混ざり合っているが、現地の学生や他の留学生は一神教のムスリムやキリストを信じているため、他の宗教のイベントは全く祝っていなかった。また、日本に比べるとどの国の学生も時間にアバウトであり、日本ほどせかせかしながら生活する必要はないのではないかと感じた。
「ありがとう」の返事が「sama-sama(same-same)」であるように、どんなことに対してもお互い様だという考えが根付いていると日々の生活から感じた。

留学で得た知識・経験を,自身の将来にどのように活かしていくか

インドネシアへの留学を通じて、多文化環境におけるコミュニケーション力や、異なる視点から物事を考える力を養うことができた。特に、簡単なインドネシア語の習得と現地の学生や他の留学生との交流を通じて、言語だけでなく文化や価値観の違いを深く理解する機会を得た。
これらの経験は、私の将来において大いに役立つと考えている。将来、国際的なビジネスや地域間の橋渡しを行うような職業に携わる際、異文化理解や柔軟な対応力が強みとなる。また、現地で学んだインドネシア語や文化的知識は、アジア市場との関係を深める上での重要なスキルとなる。加えて、他者との協力を通じて得た自信は、リーダーシップを発揮する際の土台となるだろう。

派遣先大学で特に良かった点

IPBは良くも悪くも比較的田舎にあり、かなり現地に近い生活を送ることができた。キャンパスと寮をでると英語はほぼ通じないのはもちろんのこと、街中の露店やスーパーで買い物をして、場合によっては価格交渉を行うという経験まですることができた。
international officeやStudent buddiesからのサポートはとても充実しており、オリエンテーションでは履修登録・ルール・キャンパスツアー・アイスブレークなどが行われ、不安なく授業開始を迎えることができた。
イベントもとても多く、イベントを通して多くの学生と知り合い、仲良くなることができた。
分からないことは何でもWhatappのグループで聞けば解決できた。

同じ大学へ行く後輩へのアドバイス

International officeやStudent buddiesからのサポートは厚く、現地の生活もしっかりと味わうことができるので、授業以外でも有意義な留学生活を送ることができると思います。特にStudent buddiesは優しく、親切に何でも教えてくれます。どこかへ遊びに行くときなどはぜひStudent buddiesも誘っていったほうがいいと思います。
IPB周辺はほとんど英語が通じないため、最低限のインドネシア語は覚えてからインドネシアへ飛び立つほうがいいと思います。
International office主催のイベントや学生団体が企画するイベントもたくさんあるので、ぜひ参加して交流を深めてください!我々の代でイベントのために買った法被を9着ほどofficeに預けたので、もし必要ならぜひ使ってください。