海外留学を希望するみなさんへ

Introduction of Global Education Center

留学体験・協定校情報

留学で得られたこと

人文学部社会科学科

留学期間2017年9月 ~2018年6月

協定校情報留学報告書

 留学して良かったと心から思う。ワーホリやボランティアなど海外で生活できるチャンスはたくさんある。私は20歳から21歳にかけての10か月間スペインで「学生」として生活できたことをうれしく思う。理由は今まで知らなかったことを知る機会になったことと友達がたくさんできたから。留学のおかげで自分の今後の人生がよりよくなると確信している。

 具体的に留学で何を得たかというと、まず一つは「日本を外から見るという感覚」。

 たまに耳にするこのフレーズだが私は10か月留学するまで日本を外側から見ると言う感覚がわからなかった。海外に行った事は何度かあるがそれは長くても2週間だった。しかも今まではどの国に行っても日本人と一緒にいて常に日本語を話していた。2週間の間でもちろん気づく事はあったが「留学」と言う全部自分で動かなければならない場面、外国語で長く生活する状況に直面してやっと日本を外側から見るということがわかった。なぜこれが大切かと言うと私は日本にいるときは「自分がいる状況が当たり前で、自分がやっていることに疑問を持たなかった」から。しかし自分が留学している間に就活をしている日本の友人や日本のメディアの行動を見てこれが「今まで自分が疑問を抱かなかった日本の習慣なのか」と気づくことができた。日本にいるとこの感覚がどんどん薄れていくが、周りに流されずに自分の意見を発しながら生きていこうと思った。

 二つ目は「自分が人生で何を大切にしたいのか」わかった。

 留学中一番楽しかったことはホームパーティーである。スペインに留学している間は多くの国の人と関わる機会があった。彼らとよくホームパーティーを開いて各国の料理を一緒に作った。作ったものを一緒に食べながらよくお互いの話をした。国籍は違ってもスペインに来た留学生という立場は一緒なので手続き等も協力して行った。私は留学した理由の一つに大学とアルバイトの往復の毎日が嫌だったことがある。留学中はバイトをしなかったので友人と過ごす時間が多く、彼らと過ごした時間のおかげで「好きな人たちとゆっくり楽しい時間を過ごすこと」が自分の人生において優先したいことだなと分かった。今後就職をして忙しくなっても人生に後悔しないように自分が大切にしたいことを最優先で生きていこうと思う。

 三つ目は友達がたくさんできたこと。イベントやホームパーティーで多くの留学生に出会った。

 留学生と過ごす時間が語学学習の勉強のモチベーションをあげてくれた。自分のスペイン語がどんなにおそくてもじっくり話を聞いてくれる友人やヨーロッパ旅行のアドバイスをくれる友人。留学しなければ出会えなかった友人たちは私に大きな影響を与えてくれた。 どこにいても友達は作ることができるし直接会わなくても友達と言う存在ができる時代。私は心暖かい外国の友人に直接出会えた事は本当に幸せだと感じている。今はお互いに「学生」と言う立場学で出会ったけれど今後仕事をしてお互いがもっと成長したときに「労働者」として話すことがとても楽しみである。留学生として出会った状況からお互いがどのように変わったのか、将来何をするか、彼らと話すことが楽しみで仕方がない。これから迎える就活や人生の大きな節目で私を励ましてくれる友人たちは留学で得た財産である。

 留学をするには自分で動くことだけでなく多くの人の支えがあった。協力してくれた皆さん、ありがとうございました。