海外留学を希望するみなさんへ
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留学体験・協定校情報
タイでの日本の技術を知る
農学部
留学期間2023年度研修 AIMS派遣プログラム
授業で学んだ専門的な内容について
カセサート大学では日本の授業で学ぶ事ができない熱帯農業について学ぶ事ができた。熱帯の気候の特徴や熱帯で育てやすい作物、またタイの農業の歴史や東南アジアを中心とした世界との農業の関りを深く学ぶ事ができた。授業の一環で大学の外に出て学ぶfield tripが2回あったが日本の大学ではなかなかない機会だったのでとても良い経験になった。Field Tripではココナッツ農場、バナナファーム、マッシュルームファーム、タイの野菜や花、魚などの食品が売買されている大きいマーケットなど2日間でさまざまな場所に行って学んだ。実際に授業で学んだ内容を見学し、タイの人からお話を聞くことでとても勉強になったし日本の農業と比較することができてタイと日本それぞれの農業の良さを感じることができた。日本の大学の授業では実際に農家やファームに行って見学する機会がほとんどないのでこのような授業は日本でも取り入れたら良いなと思った。
海外の大学で授業を履修するにあたって工夫した点および反省点
事前にシラバスを読んでテストの配点が低いものを選択した。授業によってはfield tripがあるものもありとても楽しかったので履修して良かったと思う。また、体育の授業は座学の授業と比べて留学生とたくさん交流し話すことができたので履修して良かった。タイの大学は1回の授業時間が3時間ありとても学ぶ量も多かったため1回1回授業終わりに復習の時間を作らないとテスト前に苦労することになったので反省すべき点だなと思う。
多様な文化・価値観に触れることで得られたこと
私がタイに留学に行って一番驚いたことはタイの人はとても時間にルーズなことだ。大学の授業でもタイの人はだいたい1時間くらい遅刻してくるし教授も遅刻してくることがあるのでびっくりした。タイの友達と遊びに行った時も集合時刻に遅れてくるし3時間くらい道路が渋滞していても「大丈夫よー!!!」と言って渋滞を楽しんでいるように見えた。日本人は5分前行動、遅刻厳禁という考え方が当たり前なのでタイの人のあまり時間を気にしないのびのびとした暮らしは良いなと思った。また、タイでは麺をすすって食べてはいけないという文化があることを学んだ。タイの友達とラーメンを食べに行ったときに「タイではスプーンとお箸でラーメンを食べるよ!」と言われ麺をすすって食べないのはなかなか難しかった。麺以外の食事は基本スプーンとフォークだったが食べる前は必ず食器をキッチンペーパーのような紙で拭く文化があることも学んだ。
留学で得た知識・経験を,自身の将来にどのように活かしていくか
タイはバンコク以外の都市では交通の便があまり良くなかった。バンコク以外の都市では電車、バスが通っておらず基本車移動のため土日は交通渋滞が多く、道もガタガタなところが多かった。日本に住んでいるとほとんどの都市で電車やバスが通っているため車がなくても時間はかかるが交通手段に困らないがタイでは車を運転することができず、タクシーも都市から離れるほど乗ることが出来なかったので出かけた先で交通手段に悩むことが何度かあった。タイの友達は、今タイでは電車の発達が進んでいると教えてくれた。発達の手助けを日本がしていることも初めて知った。駅に行くと、この電車はタイと日本が協力して作ったと書いてあった。私はタイに留学して日本の交通手段の便利さに気づくことができた。電車、新幹線、バス、飛行機、船がさまざまな都市を結び乗り場や景観もきれいに整備されている。私は日本にいるときは当たり前だと思っていたがすごいことなのだなと感じた。私は今回の留学でタイの人にとても優しくしていただいた。またタイでは日本の技術がたくさん使われていることも知り現地で働いている日本人の方のお話を聞くこともできた。私は将来日本とタイの架け橋になれるような人になりたいなと思った。
派遣先大学で特に良かった点
総合大学だったため農学部以外の学部がたくさんありキャンパスを歩くだけでとても楽しかった。キャンパスの中にはいくつも食堂があったし午後4時から開いているナイトマーケット、毎週金曜日には大きなマーケットも開催されていた。また、大学のサークル活動にも参加したが日本のアニメの話で盛り上がることができてとても楽しかった。バンコクの中心地からも電車で40分ほどだったので交通のアクセスも良く遊びにも出かけやすかった。
同じ大学へ行く後輩へのアドバイス
タイの人は日本のアニメやジブリがとても大好きで流行りのアニメやジブリの有名なフレーズを知っておくと、とても話で盛り上がることができて楽しかった。また日本のお菓子(特にお煎餅とグミ)は美味しいと言ってとても喜んでくれたので日本から持っていくと良いなと思った。日本から持っていかなくてもタイには邦人向けのスーパーがありそこで日本のお菓子を買うことができたので帰国前に感謝の気持ちを込めてたくさんお菓子をあげた。また、9月に大学内で世界各国の料理が出店されるinternational food festivalがありそこで自分の国の伝統衣装を着ている人もいたためスーツケースに入れば浴衣を持って行くと良いと思う。