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伝える力と挑戦する心を育んだタイ留学

農学部

留学期間2024年度研修 AIMS派遣プログラム

授業で学んだ専門的な内容について

Agro-industry の食品に関係する科目と農学部の熱帯農業に関する科目を履修した。
Agro-industryの科目の内容は、日本で学んだ内容と重なる部分も多かった。しかし、より深く学んだ。Thermal Processing では、食品加工について使われる装置や技術を多く学んだ。Packaging and Shelf life では包装の素材やデザイン、技術について詳しく学び、初めて知ることも多かった。
農学部の授業では、タイをはじめとする熱帯での農業について広く浅く、多くのことを学んだ。Introduction では、熱帯農業について東南アジア各国の農業、作物、畜産、昆虫、社会や経済とのかかわりなどを学んだ。Field trip では伝統産業や自然環境に触れることができ、とてもよかった。Agronomy は作物の栽培について詳しく学ぶ授業で、作物や水、土をはじめ、バイオテクノロジーなどについても学んだ。高校生物で学んだ内容も多かった。Field trip ではパイナップル農園とその缶詰工場を見学した。

海外の大学で授業を履修するにあたって工夫した点および反省点

授業スライドは配布されたが、授業直前に配布されることが多かったため、ほとんど予習できなかった。したがって、復習に力を入れた。もちろんすべて英語で書かれており、自分の専門分野と異なる授業もとっていたため、初めて見る単語やそもそも日本語でよく知らない内容も多くあり、理解するのが大変な時もあった。基本的にスライドに細かく書かれていたため、授業中によく聞き取れなくても問題なかった。内容が多かったのと、テストのことも考えて、すべて日本語に訳して理解するのではなく、できるだけ英語のまま理解するようにした。それでも、テストの点数が思っていたよりも悪く、もっと復習に時間をかけるべきだったと思う科目もあった。

多様な文化・価値観に触れることで得られたこと

タイのトイレでは紙を流すことができない。また、日本のようなウォッシュレットはなく、横に付いているシャワーを使う。慣れるまでは戸惑ったが、日本とは大きく異なる文化を体感することができ、良い経験となった。また、よく言われていることであるが、タイ人は時間にルーズで例えば授業に遅刻してくる人も多くいた。しかし、だれも怒ることなく、幸せそうに生活していた。さらに、日本人の留学生とも多くの時間を共に過ごしたが、ここでも自分とは異なる価値観に触れることができ、貴重な経験を得ることができた。

留学で得た知識・経験を,自身の将来にどのように活かしていくか

留学で得たもののうち、農業や食品に関するする専門的な知識については、活用できる場面(職業)は限られてしまう。正直なところ、自分がどのように活かせるかまだ分からない。しかし、コミュニケーション能力や経験などの知識以外のものも多く得たと感じている。特に、留学生活の中では英語がよく通じない場面もあり、ジェスチャーや表情などにより伝えるという経験をすることが出来た。これらは今後の人生において、例えば海外旅行や仕事で海外へ行くことがある時など多くの場面で活かすことができると思う。また、今回留学するにあたって、不安や恐怖もあったが、無事に終えることができたため、これからも多くのこと、特に新しいことや大変なことに対しても逃げることなく挑戦していきたい。

派遣先大学で特に良かった点

カセサート大学は敷地がとても広く、その中にはコンビニやカフェなどの多くの店があり、また、食堂もいくつもあってメニューの種類も非常に多い。週に一回様々な屋台が出たりもした。いろいろな食べ物や飲み物を試し、口に合わないものもあったが、充実した生活を送れたのが良かった。また、大学や寮が駅から歩いて行ける距離にあり、最寄り駅から電車(BTS)で10分ほどのところには大きなショッピングモールもあり、休日などに出かけるのによかった。このほかにもよかった点はたくさんあり、カセサート大学へ留学してよかったと思う。

 

同じ大学へ行く後輩へのアドバイス

どの大学へ留学するにしてもそうだと思いますが、自分から積極的に話しかけたり、行動することが大切です。特にカセサート大学は日本人の留学生が多く、安心感は大きいですが、留学しているのだから、日本人とばかり関わるのではなく、タイ人や他の国から来ている学生とも多く関わるべきです。大変だとは思いますが頑張ってください。あと、健康管理には十分気を付けてください。風邪薬や胃腸薬など薬は多めに持って行ってもよいと思います。困っている人がいたら分けてあげることもできますし。最後に、余裕があればタイに行く前にタイ語の簡単な単語(数字、食べ物、場所など)を覚えておくことをお勧めします。