大学では英語開講されている4科目を受講した。 　
　4科目とも食品に関わるもので、そのうち3科目はインドネシアの食品を題材にしていた。
　授業は座学がメインだったがプレゼンテーションやフィールドワークも行われた。
　インドネシアの食品についての3科目うちprocessing technology of coconut priduct では世界生産量一位でインドネシアの主要な農作物であるココナッツ生産、加工工程や課題を学んだ。Indonesian local food technologyではインドネシアの伝統的な食品(主にスナック)の特徴、生産方法や生産者の多くを占める小規模事業について教わった。Indonesian fermentation food technologyではインドネシアの伝統食品の中でも特に発酵食品について学んだ。これら3つは重なる部分多くあった 　
　packagingの授業はインドネシアの伝統的な包装の他にも現代でよく使われる包装素材についても学んだ。この授業は他の3つとは関わりが少なかったが留学前に茨城大学で受けた授業内容と重なる部分もあったので、より理解深まると思う。

　同じ単元でも先生が途中で変わることがある (元々何人かの先生が担当されていた)ので、授業中に疑問点を解消した方がよいと思った。授業後に整理して後日改めて質問するのは難しいと思う。口頭で質問できるのが理想だが、発音の問題で伝わらないこともあったが、そこで質問を辞めず、筆記でもいいので伝えて答えをもらうことが必要だと思う。 　
　また、授業のスライドが配布されないと思っていたら、テスト直前に配布されたことがあったので事前に確認するべきだったと反省している。事前配布された際には分からない単語を調べておいて、授業は確認の気持ちで臨んでいたら、もっと理解が深まったと思う。

　その文化に関する知識が増えた。特にインドネシアはイスラム教徒が多いのでそれによってどのような食文化や生活になるのか実際に目にするととても興味深かった。時間の感覚も違うのか、待つことが当たり前だったので、その遅れる時間も考えて行動できるようになった。もし、日本に彼らを招く時何に気を付けなくてはいけないか、知る、考えるきっかけを得られた。 　
　また、違う文化・価値観に触れることが自国について考えるきっけかにもなった。日本で過ごしている時は気にならなかったことが、質問を受けたり、違うところを発見したりすることで、そういえばなぜこうなのか考えるようになった。

　世界には様々な国の人がおり、文化があり、考え方がある。国に限った話ではないが、人によって常識は異なり、何が普通かも違う。その事実をいかに否定せずに受け入れるか、また言葉で伝えていくかが大切であるということを学んだ。また、他の国の人々と積極的にコミュニケーションを取ることでたくさんの新しい考え方を発見できるかを知った。これからは自分から積極的に行動しコミュニケーションをとっていきたい。また、人に偏見や思い込みを持たず理解しようとしていきたいと心から感じた。日本という小さな世界で物事を見ずに、世界的な視点を持てる人になりたいと思う。

　受講する人数が少数だったこともあり、先生との距離が近く質問がしやすい雰囲気があった。授業前に近くのおすすめの食べ物や場所を教えてもらうこともあり、とても気にかけてもらっていたと思う。また、茨城大学との連絡を担当している先生は定期的に面談をする時間を設けて、何かこまったことはないか、授業についていけているか話を聞いてくださった。 　
　農学部で留学生が私達だけだったので色々な人に手厚く対応してもらえた。特にサポートしてくれた生徒は授業中に分からない部分を補足説明してくれたり、こちらの英語の質問をインドネシア語にして先生に伝えてくれたりした。

　他の大学と比べると受ける授業の数が少ないので、比較的自由な時間が多いと思う。その時間を使って勉強以外の経験をしてみてほしい。また、大学外では英語がほとんど通じないので行く前にインドネシア語の勉強をすることを勧める。また、些細なことでも相談することも必要だと思う。例えば、ここに行きたいけどどう行けばいいか、など不安でためらっているよりは学生に聞いてみる方がいい。 　
　私達が受けるのは留学生用の英語開講の授業で通常授業と違うので時間割通りに開講されないことが多い。決まるのも直前なので、平日に予定を入れたい場合は先に伝えておいた方がよい。(おそらくその日付・時間帯は避けてもらえる)