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Introduction of Global Education Center

留学体験・協定校情報

留学で得た多文化理解と成長

農学部

留学期間2025年度研修 AIMS派遣プログラム

授業で学んだ専門的な内容について

マレーシア科学大学では、留学生が履修可能な食品科学分野の授業は「Introduction of Food Technology」のみであった。本授業では、フードサイエンスおよびフードテクノロジーの基礎概念を体系的に学ぶとともに、それらの技術が実際の食品産業でどのように応用されているかを具体例を通して理解した。講義は知識のインプットにとどまらず、学生同士で考察する時間が多く設けられていた点が特徴的である。グループプレゼンテーションでは一つの食品を取り上げ、そのパッケージが倫理的・社会的にどのような影響を与えるかを多角的に議論した。さらに教授との口頭試問を通じて議論内容を深掘りし、自らの考えを論理的に説明する力を養う貴重な機会となった。
留学生が自分1人であったこともあり、先生方が常に気にかけてくださったとともに、日本と東南アジアの食文化の違いについて質問されることが多かった。これにより、現地学生とともに文化交流ができたと感じる。

海外の大学で授業を履修するにあたって工夫した点および反省点

Introduction of Food Technologyの授業では、事前に授業スライドが配布されていたので、スライドに目を通しわからない英単語を確認してから授業に臨んだ。授業でのグループ活動では積極的に話し合いに参加し、自分の意見を発言するように心がけた。
GEOGRAPHY OF ASEAN AND ASIA PACIFICでは、専門科目の授業ではなかったため、授業内容を1回で理解するのはかなり難しかった。さらに毎週tutorialといわれるグループ活動があり、その週に学習した内容をもとにグループ活動を行った。そのグループ活動を行う上で授業内容をしっかり理解している必要があったので、復習に重きをおいた。
どちらの授業も期末テストが記述形式であったが、テスト勉強をするなかで、自分の言葉で説明する練習をする必要があったなと感じる。

多様な文化・価値観に触れることで得られたこと

今回の留学では、現地マレーシアの学生に加え、ヨーロッパ各国からの留学生と関わる機会が多く、多様な文化や価値観に触れる貴重な経験を得た。彼らは授業中でも積極的に発言し、自らの意見を論理的かつ明確に主張していた。相手の意見に賛成するだけでなく、むしろ異なる意見、多様な考え方こそを大切にしているのが印象的だった。その姿勢に刺激を受け、異なる意見を恐れず発信することの重要性を実感した。当初は自分の英語力に自信がなく、議論の場で発言することにためらいを感じていたが、受け身でいては何も生まれないと気づき、拙いながらも自分の考えを伝えるよう心がけた。また、授業外の交流においても、相手に合わせるだけでなく、自分の価値観やスタイルを大切にすることが対等な関係構築につながると学んだ。本経験を通じて、多様性を尊重しながら主体的に行動する姿勢と、自らの考えを持ち続ける大切さを身につけることができた。

留学で得た知識・経験を,自身の将来にどのように活かしていくか

今回の留学で多様なバックグラウンドを持つ人々と関わることができた経験は、将来海外で活躍したいという自身の目標に向けた大きな転機となった。マレーシア人学生に加え、ヨーロッパ各国からの留学生と交流する中で、文化や宗教、教育背景の違いによって物事の捉え方や価値観が大きく異なることを実感した。同時に、円滑なコミュニケーションには語学力だけでなく、相手の立場や背景を理解しようとする姿勢が不可欠であると学んだ。また、英語を完璧に話すことよりも、互いに理解しようと努力する姿勢こそが信頼関係の構築につながるという気づきを得た。留学前はTOEICの点数向上に重きを置いていたが、実際に必要なのは対話の中で自分の考えを伝え、相手の意見を受け止める実践的な英語力であると理解した。今後はアウトプットの機会を積極的に増やし、異なる文化をつなぐ架け橋として活躍できる力を身につけていきたい。

派遣先大学で特に良かった点

派遣先大学で特に良かった点は、留学生の人数が非常に多く、日常的に国際交流ができる環境が整っていたことである。どの授業にも多様な国籍の学生が在籍しており、グループワークやディスカッションを通して自然に異文化理解を深めることができた。教室内だけでなく、キャンパスのあらゆる場面で異なる言語や文化が交わっており、常に刺激を受ける環境であった。また、現地学生・留学生ともに学生数が多いため、大学主催のイベントも大規模で内容が充実しており、多くの人と関わる機会があった。さらに、多くの留学生が同じアパートで生活していたことから、大学外でも頻繁に交流の場が設けられ、毎日のように新しい出会いがあった点も魅力である。加えて、各授業には講義とは別にtutorialの時間があり、学生が主体的に考え意見を述べる機会が確保されていたため、受け身ではなく能動的に学ぶ姿勢を養うことができた。

同じ大学へ行く後輩へのアドバイス

同じ大学へ進学する後輩には、まず英語力の向上に力を入れることを勧めたい。特にスピーキングとリスニングの実践的な練習を重ね、さまざまな国の英語に触れておくことが重要である。ヨーロッパからの留学生が大半を占め、彼らは英語で話すことに慣れているため、会話のスピードが速く、国特有のアクセントもある。私自身、当初は聞き取ることに苦労した。また、日本人学生の英語力も高く、刺激を受ける環境であった。さらに、留学生同士の交流は非常に活発で、パーティーなどの集まりが頻繁に開かれる。こうした機会には臆せず参加することで、人脈や経験が大きく広がるだろう。授業面では、留学生が履修できる専門科目が限られているため、事前に単位計画を立てておくことが必要である。また、留学生が多い分、サポートは手厚いとは言えないため、不明点は自ら積極的に確認し、手続きや課題は期限に余裕をもって行動することが大切だと感じた。