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留学体験・協定校情報

静宜大学での留学体験

農学部 地域総合農学科農業科学コース

留学期間2024年9月~2025年1月

協定校情報留学報告書

 最初に言っておきますが、私は農学部の生徒です。英語や中国語を専門にしているわけでもなく、国際関係の何かを専攻にしているわけでもありません。それでいて留学のきっかけは、農学部の小さいキャンパスから逃げ出して新しいことを学びたい、というものでした。1年次に初級レベルの中国語を履修した状態のみで留学に行きました。そんな自分でも、現地の文化や人に触れ、世界の見方や物事の考え方、自身の英語を考え直す機会となりました。
 この体験談では印象に残ったことはいくつかピックアップして紹介します。

授業

 留学中、私は3つの授業を履修しました。1つは中国語センターの中国語コース、他2つは通常の大学の授業です。
 中国語の授業の中で最も緊張した瞬間は、成果発表で行ったプレゼンテーションです。というのも授業開始から約2か月後、中国語を学ぶ各クラスのうち一人が他の留学生達の前で中国語のプレゼンを行うというイベントがありました。大会ではなく成果発表なので、各自のレベルに合ったテーマで発表することになっていました。私は先生から薦められて発表をすることになりました。正直、この時はあまり乗り気ではありませんでした。教科書に載っている語彙や表現だけでは足りなかったので、先生からその他の表現を教わりました。寮の共有スペースで声を張り上げながら何度も練習しました。他の寮生が目の前を通りかかる中で練習するのは少し恥ずかしかったです。でもそのおかげで、本番では聞いている人達の顔をちゃんと見ながら、はっきりと声を出して発表できました。その後、担任の先生や留学生の友達、さらに、このイベントの担当者や顔を合わせたことが無かった留学生からも発表が良かったと言ってもらえました。とても嬉しかったです。この発表を通して、中国語の能力が向上しました。また、海外でこのような機会を経験したことによって、自分に少し自信がつきました。

  

生活

 留学中の楽しみは食事でした。とにかく飯です。台湾には安くて美味しいご飯がたくさんありました。他の留学生達や現地の学生と一緒に食べるのも楽しいですし、一人でじっくり味わっても幸せでした。時々、台湾と日本の文化との違いに不満を感じることもあったのですが、その不満を上回るほど台湾の食文化が大好きです。
 また、留学中は人に頼らないと生きていけませんでした。留学中に何か悩みや問題があれば、先生や留学生コーディネーター、台湾人の友達のみんななど、いろいろな人に相談をしていました。お店で言葉が通じないという問題があれば、店員さんに英語が話せる人を用意してもらったり、翻訳機を使ってもらったりしました。彼らには本当にとても感謝しています。

  

最後に

 慣れない環境で、習ったばかりの言葉を使って、よく4か月以上も生活できたものだ、と時々思います。そのおかげか、日本で生活して何かトラブルがあっても、言葉が通じるのだから何とかなるだろう、というふうに考えるようになりました。留学を通して、そういった心の成長を感じました。また、世界では日本には無い文化や言葉が使われているという事を実感しました。言葉で言うと当然かもしれませんが、ようやくわかりました。  本当に留学に行って良かったと思います。