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実績報告

iOP「海外にルーツを持つ子どもたちに向けた学びの支援活動」(2022年3月)

 

ひたちなか市国際交流協会の協力のもと、ひたちなか市内の海外にルーツを持つ子どもたちを対象とした学習支援活動を行いました。小中学校の春季休暇中に海外にルーツを持つ子どもたちが日本語と接し、活動を通して日本語が学べるようにと、子どもたちが日本語で工作をするイベントを本学の学生が企画し、オンラインで実施しました。活動には、23名の茨城大学の学生が参加しました。
事前の準備は2月から始まり、毎週1回オンラインで集まり、イベントの詳細を考えました。実際のイベントは、小中学校の春休みの3月25日~29日に毎朝10時から1時間行いました。水性ペンを使ってアルミホイルに絵を描いて、水の上に浮かべる科学実験、ひたちなか市の特産物であるサツマイモについて学ぶセッション、学校給食の材料がどこから来ているのか学ぶセッションなど、参加した茨城大学の学生たちのそれぞれの専門分野の学びを生かした活動が行われました。
活動に参加した児童・生徒からは「楽しかった」「また参加したい」という声が聞かれるとともに、ひたちなか市国際交流協会の担当者からも児童・生徒たちの日本語学習に対する興味が高まっているのが目に見てわかったと高評価を得ることができました。
参加した茨城大学の学生からは「将来教員になった時に、海外をルーツに持つ子供も受け持つことになるかもしれないので、その時の接し方や話し方に生かすことができると思った」「たくさん悩んで準備する過程で、子どもたちとの関わり方や日本語支援について考えるきっかけになった」「参加者が初めて体験するような企画を実行でき、楽しみながら理科実験や日本語学習をできた」など肯定的な声が聞かれました。