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実績報告

日本語研修コースレベル4(総合)/日本語教員養成プログラム × 勝田中等教育学校 授業連携①(12月3日(水))

12月3日(水)、日本語研修コースレベル4(総合)を履修する留学生12名と、日本語教員養成プログラム「日本語教授法I」を履修する日本人学生13名が、ひたちなか市の勝田中等教育学校を訪れ、未来探究グローバルゼミの中等教育生3年生(中学3年生に相当)20名と国際共修の授業を行いました。今回のテーマは「校則」について考えること。自己紹介の後、各グループで自分の学校の校則やその背景について話し合い、さらに「においのするお弁当は校則違反?」という事例をもとに、文化の違いを尊重するためにどのような対応が望ましいかを議論しました。

ディスカッションでは、「みんな同じ」が公平なのか、「それぞれに合った対応」が公平なのか、多様な視点から活発な意見交換が行われました。ある留学生は「日本の中学生と校則について話したり、それに対する考え方を聞くことができて、とても新鮮でした。文化の違いを尊重する校則を考えることが面白かったです」と語りました。別の留学生は「タイの学校では前髪が禁止されている一方、日本では自由だと知って驚きました。同じアジアでも校則は大きく違うんだなと思いました」とコメント。日本人学生からは「国によって校則が異なることを知り、なぜその校則があるのかを考える必要性を感じました。公平とは何かを改めて考えさせられました」という声がありました。

中学生も積極的に意見を出し、「外国の方と話すのは緊張したけれど、いろんな国の校則を知ることができて楽しかったです。校則には意味があることを改めて考えました」と振り返っています。また、「タイの校則を聞いて、日本の校則は自由度が高いと感じたけれど、統一感があるのもいいなと思いました」という感想もありました。

今回の交流を通じて、参加者は「校則はただ守るべき規則ではなく、みんなが安心して学校生活を送るための仕組みであってほしい」という共通の思いを確認しました。今後も複数回のセッションを通じて、理想的な学校像を探究し、1月末に成果を発表する予定です。