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茨城大学CGE × 勝田中等教育学校 国際共修 発表会(1月28日(水))
茨城大学CGEと勝田中等教育学校による国際共修の取り組みは2023年に始まり、今年で3年目となりました。今年度は、茨城大学の日本語研修コースレベル4(総合)を履修する留学生12名、日本語教員養成プログラム「日本語教授法Ⅰ」を履修する日本人学生13名、勝田中等教育学校の探究学習「グローバルゼミ」を選択する3年生22名が参加し、世代・言語・立場の異なる学習者が混成グループで協働しながら学びを進めました。
本プログラムでは、対面での交流や地域をフィールドにした学びを土台にしながら、「多様な背景をもつ子どもたちが安心して学べる学校とはどのような場か」という問いを軸に、複数回の授業交流を重ねてきました。12月3日には勝田中等教育学校に大学生が訪問し、身近な「校則」を題材として、文化の違いを尊重するためにどのような対応が望ましいかを話し合いました。翌12月4日には常総市を訪ね、外国にルーツをもつ住民が多い地域の現状に触れながら、企業の受け入れ現場や多文化コミュニティの姿を学ぶフィールドトリップを実施しました。そして、こうした共通体験を共有したうえで、その後計3回の授業交流を重ね、議論をしていきました。
1月28日の最終回では、各グループがこれまでの議論を整理し、「多様な背景をもつ子どもたちが集う理想的な中学校」と、「10年後に勝田中等教育学校がそのような学校に近づくために必要なこと」について発表を行いました。提案は、言語面のサポートや情報保障、相談しやすい環境づくり、互いの違いを尊重するためのルールや学びの仕組み、学校と地域が連携して子どもを支える視点など、現実の学校生活を想定した内容が中心となり、中学生の「今ある課題」から出発して解決策へと組み立てていく発表が多く見られました。
本プログラムを通して、参加者は「学校は学生だけでなく、地域や社会全体で支えていく存在である」ことを体験的に学びました。立場の異なる人同士が、違いを「否定」ではなく、なぜという「問い」から捉え直し、相手に関心を向けて対話を重ねることが、よりよい学校や社会につながる――発表会は、そのことを具体的な提案として形にする場となりました。今後も学校・地域との連携を通じて、学びを社会に開き、互いに学び合う国際共修の機会を継続していきたいと思います。


