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日本とブラジルをつなぐ食文化交流のはじまり― COILプロジェクト第1回授業(5月9日(土))
2025年5月9日(土)、茨城大学とブラジル・エスピリトサント連邦大学(UFES)の学生によるCOIL(Collaborative Online International Learning)プロジェクトがスタートしました。本プロジェクトでは、「食文化」をテーマに、両国の学生がオンラインで協働しながら学び合います。
第1回目の授業では、まずCOILプロジェクトの目的や今後のスケジュールについて共有しました。異なる国・地域に暮らす学生同士がオンラインで出会い、共に課題に取り組んでいくことの意義を確認した上で、学生同士の交流が始まりました。
授業の中心となったのは、日本とブラジルの学生による混成グループでの自己紹介とディスカッションです。学生たちはそれぞれの名前や専攻、興味関心に加えて、「自分にとって大切な食べ物」や「よく食べる料理」について紹介し合いました。
画面越しではありますが、学生たちは互いの話に耳を傾けながら、自国の食文化を言葉にして伝えようと懸命に取り組んでいました。日本の学生からは、おにぎりや味噌汁といった日常的な家庭料理が紹介される一方、ブラジルの学生からは、パン・デ・ケイジョやブリガデイロなど、多様な文化背景を感じさせる料理が紹介されました。食という身近なテーマを通して、互いの生活や価値観に自然と関心が向けられていく様子が印象的でした。
また、英語を共通語とするコミュニケーションにおいては、最初こそ戸惑いも見られましたが、徐々に身振り手振りや簡単な言い換えを用いながら積極的に対話を重ねる姿が見られました。言語的な正確さ以上に、「伝えたい」「理解したい」という姿勢そのものが学びを支えていることを、改めて感じさせる場面でした。
今後の授業では、学生たちは互いの国の料理を実際に調理する活動に取り組む予定です。日本の学生がブラジルの学生に日本料理を教え、次の回ではその役割が逆になります。単なる情報交換にとどまらず、実践を通して文化を「体験する」ことが、このCOILの大きな特徴です。
今回の第1回授業は、異文化理解と協働学習の第一歩として、確かな手応えを感じるものとなりました。画面の向こうにいる「相手」が、今後の活動の中でどのようにより身近な存在へと変わっていくのか、そのプロセスそのものが、学生たちにとってかけがえのない学びとなることが期待されます。
