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実績報告

基盤科目「ビジネスコミュニケーション」最終発表会(7月13日(月))

2026年7月13日(月)、基盤科目「ビジネスコミュニケーション」の最終発表会を開催しました。本授業には24名の学生が参加し、そのうち8名が留学生です。日本人学生と留学生による混成チームを編成し、地域企業が抱える実際の課題に取り組みながら、ビジネスコミュニケーションや課題解決について実践的に学びました。
今年度は、Kids Creation、KJ-NETWORK、パルアップ、菊正塗装店の4社にご協力いただきました。発表会当日は各企業の経営者の皆様をお招きし、学生たちが約3か月にわたり調査や分析、提案の検討を重ねてきた成果を報告しました。
Kids Creationを担当したチームは、利用児童数の拡大をテーマに活動しました。保護者や卒業生へのアンケート調査を実施するとともに、施設の魅力が伝わる動画コンテンツを制作しました。調査の結果、英語教育だけでなく、子どもの主体性を育む教育や自然豊かな園庭が高く評価されていることが明らかとなり、ホームページやSNSを活用した情報発信の改善案を提案しました。
KJ-NETWORKを担当したチームは、大洗町で運営するカフェレストラン「Le Lien(ルリアン)」の集客向上に取り組みました。30~40代女性を主なターゲットとし、Instagramのリール動画を活用した広報戦略やプロフィール・ハイライト機能の改善案を提案しました。また、「特別な時間を過ごせる場所」という店舗の魅力を発信するため、アフタヌーンティーや雑貨販売などの新たなアイデアも提示しました。
パルアップを担当したチームは、「もう一花咲かせたいシニア女性の居場所づくり」をテーマに活動しました。高齢者と子どもたちが交流しながら互いを理解できるイベントを企画し、高齢者の身体的な変化を体験できるプログラムなど、多世代交流を促進する提案を行いました。地域コミュニティづくりと企業の新たな事業展開を結び付けたアイデアが発表され、発表会後も学生と企業が連携しながら、実際のイベント実施に向けた準備を進めていく予定です。
菊正塗装店を担当したチームは、同社が進める「7:3プロジェクト」に注目し、社員のリーダーシップ育成に関する調査を実施しました。全社員を対象としたアンケートを分析した結果、多くの社員が会社への貢献意欲やリーダーへの挑戦意欲を持っている一方で、業務効率や評価制度に課題を感じていることが明らかになりました。学生たちは、社内コミュニケーションの改善、業務効率化、評価基準の透明化などの提案を行いました。
本授業の大きな特徴は、学生が企業の経営者や担当者と継続的に対話しながら、実際の経営課題に取り組む点にあります。企業訪問や打ち合わせ、アンケート調査、企画立案などを通して、学生たちは教科書だけでは学ぶことのできない実社会の課題に向き合いました。
参加した学生からは、「企業の社長とかかわることで、ビジネスに対する姿勢や経営者としての視座を学ぶことができた」「教科書だけでは学べない、企業が実際に抱える課題について知ることができた」「企業の方と直接対話しながら課題解決に取り組む経験は、とても実践的で多くの学びがあった」「企業課題には正解がなく、多角的な視点から考える必要があることを学んだ」といった声が聞かれました。
また、課題解決には相手の立場や組織の状況を理解しながら、継続的にコミュニケーションを重ねることが重要であることも学びました。学生たちは、提案そのものだけでなく、企業との信頼関係づくりや合意形成の難しさにも向き合いながら活動を進めました。
本授業では、日本人学生と留学生が混成チームを組み、企業課題に取り組みました。異なる文化的背景や価値観を持つ学生同士が協働することで、多様な視点から課題を考える機会となりました。学生からは、「自分が当たり前だと思っていたことが、別の文化や立場から見ると全く違って見えることに気づいた」「留学生との議論を通じて、自分にはない視点や考え方に触れることができた」「相手に伝わるように、分かりやすく説明することの大切さを学んだ」「異なる文化的背景を持つ人と協働しながら、一つの目標に向かって活動する力が身についた」といった感想が寄せられました。
また、日本語を母語としない学生に配慮した説明の仕方や、「空気を読む」「察する」といった日本特有のコミュニケーションの特徴について改めて考える機会にもなりました。企業との協働と国際共修の双方を経験することで、学生たちは相手の立場や背景を理解しながらコミュニケーションを行う力を実践的に身につけることができました。
発表会では、企業の皆様から学生の提案に対して率直な意見や助言が寄せられ、学生にとっても自身の考えを実社会の文脈で見直す貴重な機会となりました。地域企業との連携と国際共修を組み合わせた本授業は、学生たちが社会とつながりながら学ぶ実践的な教育の場となっています。今後も地域企業との協働を通じて、実社会に根差した学びを展開していきます。