学生による茨城観光・生活紹介

Project

大学院生Kさんの経験

 

地震の状況

茨城大学大学院生のKさんに東日本大震災についてインタビューをした。彼は水戸市で生まれ、24年間ずっと水戸に住んできたという。

東日本大震災が起きた2011年3月11日、彼は水戸市にあるS小学校6年生だった。卒業式の準備のために体育館で数人の学生たちと一緒に掃除中だったという。しばらくバスケットボールコートに座って休んでいると、急に地面が強く揺れ始めた。事態の深刻さを認知できなかったKさんは、揺れる地面が楽しいと感じたと話した。10秒ほど揺れ、終わったと思った頃、もう一度1分ほど地面が揺れた。その時になってようやく大きな地震であることを感じ、急いで外に逃げた。この時、周辺に「地震だ!」と大声で叫び、他の生徒たちと一緒に体育館の入口に避難した。窓のガラスが割れ,建物から大きな音がし,地面に大きな亀裂が生じた. そして学校にある池が揺れた。コンクリートで建てられた学校の壁も大きく割れたという。
避難した生徒たちは体育館の入り口に集まり、みんなで地震が弱まるまで座っていた。幸い、誰も大きな傷を負わなかった。その後も30分ほど震度5の地震が続いた。その後2時間が経過してから家に帰ることができたそうだ。

最初は何が起こったのか理解できなかったという。当時、日本では年に2~3回程度の地震があったため、大きな地震が起きたことが認知できなかったのだ。また、今までこれほど大きな規模の地震を経験したことがなかったので、夢だと思ったそうだ 幸い、子どもの頃から受けていた地震避難訓練が大きく役に立ち、誰もけがをしなかった。そして離れている家族の安否が一番の心配だったという。

 

水道と電気

地震が発生して水道も電気も影響を受けた。Kさんは1週間水道と電気が止まったことをよく覚えている。自分の家の蛇口から水が出ないのでスーパーに水を買いに行った。そして、テレビが使えなかったため、車のカーナビを使ってニュースをみていた。

 

地震の時、何をすればいい?

次に、Kさんに「地震が起きた時、どうすればいい?」と聞いた。Kさんは色々な情報を教えてくれた。日本は地震のために良く準備しているけれど、災害に備えて、何をしたらいいか考えた方がいいかもしれない。例えば、地震のゆれで、窓が割れることもあるので、ケガをしないために、窓から離れなければならない。そして、大きい地震なら、津波が来るおそれがあるので、高い建物か場所に逃げなくてはいけない。津波の波は16メートルにもなるケースがある。その場合は、海の近くにある町は特に危ない。

 

自分のルール。備えることは?

Kさんは3つのルールを話した。1つ目は窓の近くに行かないこと。2つ目は逃げる時のためにドアを開けておくこと。3つ目は焦らないで落ち着くこと。そして、水をたくさん買っておくことも大事だと言った。

留学生へのアドバイスは?

日本人は地震に慣れているが、外国から来た留学生や観光客はそのような経験がないので驚くだろう。それでトラウマになる恐れがある。だから周りの人と自分の感情を共有すると良い。 外国人にKさんはそういうアドバイスをしたいそうだ。

 

感想


J

韓国に住んでいて地震をほとんど経験したことがないので地震は関係ない話だと思っていた。 しかしKさんのインタビューを聞きながら地震は突然誰にでも起こりうる災難であり、 いつでもすぐ避難できるよう事前に準備をしなければならないと感じた。 何より最も重要なことは地震が起きても慌てずに落ち着かなければならないということだ。
インタビューをしながら東日本大震災の映像と写真を見て本当に心が痛かった。 人間の力では防げない自然の力があまりにも恐ろしく感じられた。 これ以上このようなことが繰り返されないように建築技術をさらに発展させ、避難訓練を徹底しなければならないと思う。

 


T

私の国で地震が全然ないから、日本に来た後で、地震を経験して、びっくりした。学校で東日本大災害について勉強したのに、怖そうだったから、人の経験と感想について知りたかった。それで、日本人と話すことができて良かった。