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実際に行ってみないとわからない
人文学部
留学期間021年12月~2022年12月
ブルネイを選んだ理由
ブルネイという国を選んだのは、単純に行ったことない国なら行ってみたい!という単純な理由からでした。また、自分の留学先を選ぶ基準は日本人がいなさそうな国、自分の知らない文化がありそうな国、というもので、そこで絞るとブルガリアとブルネイの二択になりました。そこから2国についてリサーチし、自分がより充実した留学生活を送るための評価基準を作り、そこからブルネイに決定しました。
実際の状況とウェブの情報とのギャップ
当時情報収集のためにSNSで繋がっていた日本人学生に誘われ、現地の友人と中華料理屋に行った時、メニューにはなんと豚肉がありました。それまでブルネイでは豚と酒は絶対にないと思っていたので、大変驚きました。どうやらノンハラールレストランでは豚肉や、酒を使った料理を出しても大丈夫なようでした。
また、イスラム教徒が大半の国だから露出は避けるべき、という記述がサイトなどにあったので、長袖や長ズボン等を多めに持っていきました。しかし、実際にはイスラム教徒以外の人に露出の多い格好で街を出歩く人も多くいて、個人の趣向が尊重される国であると感じました。
さらに、英語圏のメディアではブルネイの王様を“独裁者”と称するところもありますが、実際は全くそうではないと感じました。車ですれ違う時など、手を振ると振替してくれたり、人々と自撮りに応じてくれたり、とてもフレンドリーな王様でした。このように実際に行ってみないとわからないことが多くあります。
学校生活
履修登録のとき、学校のウェブサイトでは何故かできず、1週遅れて参加したり、講義の他にtutorialという演習系の時間が取られていることを知らず遅刻したり、さまざまなハプニングはありましたが、なんとか全単位とることができました。
辛かった部分は、朝が早すぎる授業があるということでした。茨大の1限は8時40分からですが、UBDの1限は7時50分でした。日中がとても暑いので、暑さはしのげるものの、登校する時間や準備する時間を考えると早起きしなければならず、苦労しました。
私の受けた授業の先生方はとても優しくしていただき、問い合わせると親身に応えてくれました。授業中は「日本はどう?」など意見を求められることも多かったので、なるべく日本の状況について知っておくと良いと思います。
休暇には国外に旅行に行く人も多いです。
食生活
留学で重要なのが、食が合うか否かではないかと思います。街中には、中華、タイ、インド、マレー、メキシコ料理など、いろんなレストランがあります。マレー料理は例えばNasi GorengやNasi Katokなどさまざまありますが、全体的に油っこい料理や、辛い料理が多いです。その食生活を続けたせいで一回お腹を壊したことがあります。寮で自炊する人も多いので、私のように怠惰ではない方は健康的な生活はできるかと思います。また、uber eatsのようなアプリもあるので、寮の食堂が嫌になった時はそちらも選ぶことができます。
私はブルネイでお気に入りのレストランが何個かできるくらいには、ブルネイの食が好きになりました。Nasi Katok, Nasi Ayam(天天というお店は最高), Murtabak, Ambuyat, Rendangなどはマストで試した方がいいです。美味しいです。
スーパーと寮を行き来するシャトルバスが出ているので、自炊したい人は利用できます。基本的に食品等は輸入しているので、物価は日本と同じか日本より高いような感じです。
また、pasar malamという屋台が出る場所もあって、ローカルフードやドリアンなどたくさんの食べ物を楽しめます。猫もたくさんいて癒されます。
娯楽 アクティビティー
・エンパイアホテル
ブルネイ1豪華なホテルで、自称7つ星の高級ホテルですが、一室一泊300ドルくらいで泊まることができます。泊まるだけではなく、ホテルのビーチやカフェ、レストランなどでリラックスすることができます。女子はよく行っていました(メジャーなデートスポットでもある)。アフタヌーンティー(16ドル、ドリンク別)とブレックファーストがおすすめです。
・ハイキング
ブルネイではハイキングできるところが多くあります。体力づくりや、綺麗な景色を楽しめます。
・トゥンブロン
寮から車で2時間くらいにある自然豊かな場所です。キャノピーウォークや川下りなど、アクティブに過ごすことができます。
・テングザル ウォッチング
ブルネイにはテングザルの生息地があり、ボートでそこまでいくことができます。実際に見れるかは運次第ですが、私は見ることができました。双眼鏡必携かも。
最後に
ブルネイは日本よりも治安が良いように感じましたし、英語が広く通じるので快適に過ごすことができました。日本ほど急か急かしていないので、ゆっくりマイペースな時間を過ごせたと思います。また、ブルネイ人の多くが日本のアニメやドラマなどに好意的な印象を抱いていて、アニメなどの話から会話が広がり仲良くなることも多くありました。年上の人や学外の人とも仲良くなりたい、という人はマレー語を学んで損はないと思います。私は挨拶ぐらいしか学んでいませんでしたが、挨拶をマレー語でするだけでも喜んでくれます。留学を通して買い物くらいはマレー語でできるようになりました。
ブルネイの人は親切な人が多いように感じます。向こうから話しかけてくることは少ないかもしれませんが、一度勇気を出して自分から話しかければ拒否されることはありません。文化や宗教についても親切に教えてくれるので、学ぶことが多いと思います。
少しでも興味があれば、是非留学を検討してみてください。