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留学体験・協定校情報

『考える』を鍛えた、対話の中の学び

農学部

留学期間2025年度研修 AIMS派遣プログラム

授業で学んだ専門的な内容について

Food Chemistry... 炭水化物(糖)、脂質、タンパク質、ミネラル、ビタミンの五大栄養素だけでなく、食品添加物や毒についても触れていた。食品化学をさらに深堀りしたような内容だった。
Food Biochemistry... 代謝(解糖、TCA回路、電子伝達系)、DNA/RNA、収穫された農作物/屠畜された家畜の筋肉/捕獲後の魚の生化学的反応、生化学の活用などについて学んだ。
Food Microbiology... 内容は食品微生物学に似ていた。微生物の増殖曲線、外的要因、内的要因、その他発酵食品に関わる有用菌や腐敗菌、食中毒について学んだ。日本で聞いたことがない食中毒菌(ココナッツの発酵食品由来のもの)を学んで、地域性が反映されることが興味深かった。
Food Safety and Sanitation... 食品製造に潜む化学/微生物/物理的危害から始まり、設備の洗浄/消毒方法、食品製造設備や水設備の衛生ガイドラインを学んだ。また実際にレストランや工場、水を提供している場所に行って調査する課題もあった。

海外の大学で授業を履修するにあたって工夫した点および反省点

授業中で分からない単語が出てきたら、すぐに調べて理解するようにした。中間/期末試験では、Food Microbiology とFood Safety and Sanitationは記述試験があったので、記述に重要そうな単語を重点的に覚えた。小テストで間違ったであろう問題は、授業資料を見返し正解を探して見直した。
反省点としては、やはり英語の処理能力が足りなかったことだと思う。たくさん英語を使うことは分かっていたが頭がキャパオーバーでどうしても長い英語が受け付けられなかった。普段から英語論文に目を通して慣らせばよかったかもしれない。
授業の履修登録はオリエンテーションの時に全て終わらせればよかった。オリエンテーション後の追加履修登録はできたが、すごく面倒くさいことになった…。

多様な文化・価値観に触れることで得られたこと

インドネシアで過ごした時間は本当にゆっくり流れる感覚があり、比較的時間にルーズであるがそれでも事は進んでいたので、日本ほど時間に厳格である必要はないのかもしれないと思った。
また、インドネシア人の多くはイスラム教を信仰しているが、地域によってはヒンドゥー教を信仰している人が多く、キリスト教の人もいた。ムスリムの中でも、解釈によってはそんなに厳しくない人、厳格な人がいることを初めて知った。宗教を信仰するが自他の生活までは犠牲にしていなくて、柔軟であるからこそ多くの宗教が共存できるのかなと思った。

留学で得た知識・経験を,自身の将来にどのように活かしていくか

インドネシアでの留学を通じて得た、授業でのグループディスカッションの姿勢、考え続ける姿勢、新しい視点を取り入れることを役立てたいと考えている。
当たり前だが、グループディスカッションは他者とコミュニケーションをとると同時に課題に対して解決方法を考える。考えることが苦手な自分にとっては少々負荷が高かったが、同時にこれがとても重要であることを痛感した。また、授業のグループメンバー、一緒に留学に行ったメンバーと対話することは、少しでも他人の考えや意見を知ること、意見交換をする面でとても大事であることを再認識した。さらにいくつかの授業では、レポート作成の際に使用する文献は過去10年以内のものを使用するようにと条件が設定されており、これは最新研究にも目を通してほしいという意図があったと考えている。研究活動に限らず、思考材料には既存の事柄だけでなく新しい事柄も取り入れていきたいと思った。
これらを研究活動や社会人になったときに活かし、自身をより有意義にしていきたい。

派遣先大学で特に良かった点

大学構内や近くに多くの食堂・露店があり、ご飯の調達はもちろん、日用品の調達は困らなかった。また、大学では定期的にイベントが開催されるため、割と楽しく過ごせると思う。
(大学内を歩くイベントやインターナショナルフェス?など。インターナショナルフェスで浴衣を着ていったら結構受けが良かったので、自宅に浴衣/甚平があったら持っていくのもあり。)
International office やStudent buddiesの人も親切に対応してくれたので、履修登録やトラブル発生時は本当に助けられた。

同じ大学へ行く後輩へのアドバイス

英語が思うように読み書きできなかったり、グループでのレポート作成に貢献できなかったりして、「自分は未熟だ…」と思うこともあるでしょうが(これを書いた人は経験済み)、少なくとも自分に割り当てられたタスクをこなせば大丈夫です。慣れてきたら自分から行動を起こしてみましょう。
しゃべっている英語が多少ぐちゃぐちゃで試験での記述が拙くても、的を射れば意外と相手に伝わります。
人によりますが、助けを求めれば大体誰かが助けてくれます。留学生同士だけでなくInternational officeの人もサポートしてくれるし、段々慣れていくものなので病みすぎず気軽に過ごしましょう。
機会があればBahasa Indonesiaの授業を受けたほうが良いです。私らの代は受けられませんでしたが、インドネシア語がさらに身近になると思われます。