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留学体験・協定校情報
文化の中に飛び込み、思考を耕す―インドネシア留学記―

農学部
留学期間2025年度研修 AIMS派遣プログラム
授業で学んだ専門的な内容について
Traditional Fermented Food、Plant Physiology、Agricultural Microbiome、Botanyの4科目を履修した。Plant Physiology、Agricultural Microbiomeでは、practicumという実験クラスがあった。実験クラスでは、毎回レポートを書いた。レポートについては、フォーマットが配られた。Traditional Fermented Foodは、インドネシアの伝統的な発酵食品の歴史や製造方法について学んだ。先生が発酵食品をクラスに持ってきてくださり、実際に味を知ることができた。Plant Physiologyは、植物生理学の内容と重複する部分があった。Practicumでは、4,5人のグループでポテトを使って葉の水ポテンシャルなどについて実験した。Agricultural Microbiomeは、土壌微生物について授業中に動画を見ながら理解を深めた。Practicumでは植物微生物叢の培養特性を調べたり、酵母細胞の染色をしたりした。Botany は、プレゼンテーションを通して、植物と生物の共生関係や物理、化学肥料についてなど学んだ。全体的に、日本の大学に比べ、プレゼンテーションの機会が多いと感じた。
海外の大学で授業を履修するにあたって工夫した点および反省点
工夫した点は、パソコンではなくノートに授業中にメモを書いた点である。日本の大学では、パソコンでメモを取っていたが、実際に手を動かして英単語を書くことで、英語のスペルや単語を記憶しやすくするように意識した。板書の書き写しが間に合わないときは、スマホのカメラを使って後でノートをとるようにした。また、分からない単語はすぐに調べて、分からないままにしないようにしていた。反省点としては、授業資料が配られる授業で授業中のメモを怠ってしまった点である。授業資料がすぐに配られると安心していたら、試験の直前に資料が配られたので、メモをとっていなかったことを反省した。また、実験クラスで現地の方に話しかけやすい機会があったが、あまり話しかけられなかったことが反省点である。
多様な文化・価値観に触れることで得られたこと
多様な文化や価値観に触れることで、他者を尊重する姿勢と多角的な視点を得ることができた。人口の多くをイスラム教徒が占めるインドネシアでは、生活の中にお祈りの時間が組み込まれていた。自分とは異なる信仰や生活リズムを間近に接する中で、単に知識として知るだけでなく、相手の背景にある価値観をありのままに受け入れる重要性を学んだ。また、異文化に深く浸ることで、自身の文化や価値観を客観的に再認識することもできた。現地の習慣を基準に生活し、日本のことを考える経験は、物事を一方的な側面からだけでなく、多角的に見る力を養うことにつながった。
留学で得た知識・経験を,自身の将来にどのように活かしていくか
留学を通じ、他者の考えの根底にある背景を考える重要性を学んだ。日本という共通の文化背景を持つ環境では、無意識のうちに価値観の共有をしていた。しかし、留学先で多様な国籍の人々と会話する中で、自分の持っている常識は通用しないということが分かった。育ってきた環境や教育、宗教観が異なれば、一つの事象に対する捉え方も根本から異なると感じたからである。この経験から、議論や相談を受ける際にはその人がなぜそう考えるに至ったのかという背景にまで想像力を働かせ、多角的な視点で対話することを意識したいと考えている。単に言葉のやり取りに留まらず、相手のルーツを尊重しながら真意を汲み取ることで、より本質的な信頼関係をつくったり、対立を乗り越えて意見をまとめたりすることが可能になると思った。将来は、この柔軟な考え方を活かし、人と関わっていきたいと思う。
派遣先大学で特に良かった点
UGMで良かった点は、多くの学部があるため農学部以外の学生や留学生とも交流でき、敷地も広く、図書館など勉強する場所が何か所もある点である。留学生交流イベントやインドネシアの文化を学ぶイベントが開催され、そこでは日本人も含め他の留学生と知り合うことが出来た。そして、日本に興味を持っていて、日本語を学んでいる学生も多くいた。大学の施設については、学部ごとに図書館または学習室があり、自分が集中できる環境を見つけ、試験期間中によく利用した。また、農学部全体での二泊三日のフィールドトリップという実際に農園に行きカカオやお茶についてお話を聞く機会があったのも良かった。生のカカオの実を食べたり、栽培方法を実際に見学したり日本ではできない貴重な体験ができた。
同じ大学へ行く後輩へのアドバイス
ガジャマダ大学は、新しい建物内で少人数クラスで学べ、現地の学生たちはとても優しいです。交流イベントでは、農学部以外の人とも知り合ったり、インドネシアの文化を学べたりできるので、ぜひ参加してみてください。大学では英語を使うことがほとんどですが、タクシーや飲食店では簡単なインドネシア語を使う場面がありました。英語だけではなく、インドネシア語も少しだけ勉強しておくと、より楽しめると思います。また、大学の周りには、たくさんの飲食店やモールや観光地もあり、休日も充実して過ごすことが出来ます。楽しんできてください!


