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留学体験・協定校情報
テンペと学食に支えられた、私の留学の日々

農学部
留学期間2025年度研修 AIMS派遣プログラム
授業で学んだ専門的な内容について
私が履修した授業は「Traditional Fermented Food of Indonesia」「Plant Physiology」「Laboratory Class in Plant Physiology」「Agricultural Microbiome」「Laboratory Class in Agricultural Microbiome」「Botany」である。Laboratory Class は実験クラスであり、主にTAさんの指導の下、基礎的な実験を行った。
Traditional Fermented Food of Indonesia ではインドネシアでの発酵食品について講義が行われ原材料から製法、栄養面について学び、先生や現地の学生からの好意で実際に食品を試食することができた。また講義内で学習したことに関連して自国の発酵食品について発表する機会などがあり、インドネシアだけでなく、韓国やベトナム、日本の発酵食品について比較しながら学習することができ、地理的、文化的な側面からも発酵食品への理解を深めることができた。
Agricultural Microbiome では最終授業でマイクロバイオームの研究のために用いられる新しいバイオロジーのツールについて論文を基にプレゼンを行った。私に取って未知の分野の未知の技術を理解して説明するということはかなり難しいことであったが、ケミカルバイオロジーによるラベリング技術というものを理解するきっかけとなった。
海外の大学で授業を履修するにあたって工夫した点および反省点
海外の大学で授業を履修するにあたり、事前準備として日本で使用していた教科書を裁断しPDF化し、iPadに入れて持参した。これにより、授業内容を日本語でもすぐに復習でき、理解の補助として有効であった。また、現地での円滑な生活のため、インドネシア語を挨拶程度まで学習し、簡単な文法解説書を現地に持参した点も役立った。一方で反省点として、基本的な英語の会話力が不足しており、さらなるブラッシュアップが必要だと感じた。日本人同士では問題なく会話できたが、現地の人の話す速度に慣れておらず、渡航当初は聞き取ることが難しかった。
多様な文化・価値観に触れることで得られたこと
多様な文化や価値観に触れる中で、他者への配慮の在り方について深く学ぶことができた。インドネシアでは国民の8割以上がイスラム教徒であり、生活様式や価値観も宗教的背景に大きく影響されている。友人と予定を調整する際には、礼拝時間や食事制限などを考慮する必要があり、自分にとっての「最適」ではなく、相手にとって受け入れやすい「より良い選択」を意識するようになった。こうした経験を通じて、人との関わりにおいて柔軟性と調整力の重要性を実感した。また、留学当初に大規模なデモが発生し、約1週間授業がオンラインへ切り替わったことは大きな衝撃であった。文化や価値観の違いには、個人の配慮や努力だけでは対応できない側面があることを理解し、異文化を受け入れる姿勢と冷静な判断力の必要性を学んだ。
留学で得た知識・経験を,自身の将来にどのように活かしていくか
留学を通して得た知識や経験は、将来における人間関係の構築に大きく活かせると考えている。現地での生活を通じて、何も話さずにいることは安全ではあるが、新たな関係や機会は生まれないということを実感した。そのため、完璧でなくともまず英語で話しかけてみる姿勢が身につき、対人コミュニケーションに対する心理的な障壁が大きく下がった。また、自信を持ってはっきりと話すことが、言語や文化の違いを超えて相手に伝える上で重要であると強く感じた。さらに、インドネシアで出会った発酵食品「テンペ」が自身の体質に合い、腸内環境の改善を実感したことから、健康管理の重要性への意識も高まった。今後はこれらの経験を基に、積極的な対話姿勢と自己管理能力を活かし、学業や社会生活に取り組んでいきたい。
派遣先大学で特に良かった点
留学先の大学で特に良かった点は、教授陣の温かさと学生への親身な対応である。教授方は非常に親切で、安心して大学生活を送ることができた。大学内のイベントや廊下ですれ違う際には、常に笑顔で挨拶をしてくださり、学生一人ひとりを大切にしている姿勢が伝わってきた。また、担当科目が終了し教授が変わった後も交流が続くなど、学問的な関係にとどまらない信頼関係を築くことができた点も印象的であった。さらに、学食が非常に美味しく、価格も安価である点も魅力であった。大学のない日であっても、勉強の合間に学食を利用するほど居心地の良い環境であり、学習意欲を支えてくれる存在であった。
同じ大学へ行く後輩へのアドバイス
後輩へのアドバイスとして、住居はブダルノホームステイをおすすめする。住居に関する連絡は出発直前に届く場合が多いため、案内メールが届いたら早めに返信し、部屋を確保することが重要である。実際に他学部の日本人留学生の中には、住環境に恵まれず苦労している例もあり、住居選びには注意が必要だと感じた。また、大学周辺では大通りに信号のない場所が多く、道路を渡る際には十分な注意が求められる。徒歩や自転車は主流の移動手段ではないため、現地の交通事情を理解した上で安全を最優先に行動してほしい。


