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留学体験・協定校情報

トラブルあっての留学!?

農学部 食生命科学科バイオサイエンスコース

留学期間2024年8月~2025年5月

協定校情報留学報告書

私は高校時代にも約10ヶ月間カナダへの留学を経験していますが今回のアメリカへの留学では高校時代にはできなかった経験をたくさんすることができました。そのほとんどが留学前には想像もできないような体験ばかりでした。
大学での留学は1人でどうにかしなければならないことがほとんどで、すべての行動に自己責任が伴います。その点で周りに頼る力、自分の意見をはっきりと伝える力、突破力が非常に鍛えられたと感じています。さらに、ペンシルバニア州立大学には日本からの交換留学生が私1人しかおらず日本語を話す機会がほとんどありませんでした。帰国後に自然と英語が自分の口からでてきたとき、この9カ月ほど英語漬けの日々を過ごして自然と英語で物事を考えるようになっていたのだと改めて気がつき、頑張ったかいがあったなと思いました。

  

もちろん異国の地で1人で暮らすことはそう簡単なことではありません。しかしながら、留学経験をした人にしか得られない変化や学びは数え切れません。私は留学中3度の長距離バストラブルに巻き込まれました。1回目はバスのタイヤがパンクし、知らない所に降ろされて自分で目的地に行く手段を探さなければならなかった時。2回目は予定していたバスに定員オーバーで乗れず、極寒のなか3時間待たされた時。3回目は予約していたバスが存在しないと伝えられた時。どれも日本ではありえないような状況ですが自分でどうにかするほかありませんでした。アメリカでは自己主張をしないと日本のように空気を読んで手を差し伸べてくれることはまずありません。これは学校生活にも通じますが私はこの9カ月間、自分の意見をしっかりと伝えなければならない状況に多く直面し、自分自身を見つめ直す機会が多くあったと感じています。

  

学校生活は日本よりも自由な印象で、みんながそれぞれやりたいことに打ち込んでいる印象がありました。私自身は放課後日本人学生会に参加し、日本に興味のある学生さんや日本にルーツのある学生さんと交流を深めたり、キャンパス内のスポーツゲーム等の観戦に行っていました。ジムや図書館などの学校設備も充実しており、週末も暇を持て余すようなことは一切ありませんでした。長期休暇等には他の国からの交換留学生や友人とアメリカ国内へ旅行に行きました。海外旅行を友人とすることは初めてだったうえ、そこでもたくさんのトラブルがあり、どれも忘れられない思い出となりました。帰国後にも友人らとは連絡をとっており、いつか彼らの国へも旅行に行きたいと思っています。

留学中にも感じましたが、やはり自分自身で決意し行動に移すことが何かを学ぶ上で1番大切なことだと思います。留学にいける状況・環境にあるにも関わらず躊躇している人はまず挑戦してみてください。今不安に思っていることもアメリカに行けば自分でどうにかしなければならなくなります。何かの問題を解決するたびに、何か新しい学びを得ることができます。現地の学生さんとの交流では留学当初自分にはなかった“人間力”について考えさせられる場面が多くありました。英語力以外にも人として必要な力を磨くことのできる最高のチャンスだと思います!ぜひ、自分自身で留学を決意し、1年後生まれ変わった新しい自分に出会えるように行動を起こしましょう!!