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留学体験・協定校情報

ブルガリア体験記

人文学部社会科学科

留学期間2016年度研修参加

協定校情報留学報告書

1、ソフィアに行く前に準備すべきこと

 まず、ブルガリア語を読めるようになっていたほうがいいです。ブルガリアでは思ったよりみんな英語が使えません。特にスーパーやレストランなど、使えないことが多いです。また、標識もほとんどブルガリア語なので、文字だけは読めておいた方がいいです。可能なら最低限の言葉、単語なども覚えておくと便利です。私は現地に行くまで全くブルガリア語を読めなかったので、大変でした。今は読むのと少しの言葉は話せます。 また、私は英語で開講される授業を受けていますが、英語ももっと勉強しておいたほうが良かったなあと思います。さらに、日本人は珍しいので授業によるとは思いますが、日本のことをよく聞かれたりします。このとき、日本のことをもっと知っておいて答えられるとなお良いと思いました。

2、ソフィアに行ってから困ったこと

  1でも言いましたが、町の人が英語をあまり話せないことです。授業は英語のものを受けていますが、学校以外ではほとんどブルガリア語を話されると思っておいた方がいいです。あと、日本ほど郵便があまり発達していないので、日本からの大きな荷物は郵便局まで取りに行かなければならないということもあります。手紙は普通に届きます。 あと、トイレがあまり充実していないところがたまにあります。特に大学のトイレはトイレットペーパーがないし、便座がないときもあります。レストランやカフェなどは概ねきちんとしています。

3、留学費用

 とても安く済むと思います。ブルガリアはとても物価が安く、過ごしやすいです。月に450レヴァ(日本円で3万弱)の無返還の奨学金がもらえます。寮費が月に70レヴァ、交通カードが21レヴァ、ネット代が8レヴァでこれが月々必ず払う費用で、あとの350レヴァは食費や必要なものを買うのに使えます。私はいろいろ使うので奨学金だけでは足りませんが、きちんと考えて使えばほぼ奨学金だけでの生活でも可能です。留学自体の費用なら行き帰りの飛行機代(便によりますが6万~10万)と月2万ずつくらいあれば十分だと思います。旅行をしたいなら別途必要です。

4、現地での生活

 ほとんど毎日授業に行っています。休日はエラスムスというヨーロッパの大学のグループがあって、そこの旅行に行ったり(ブルガリア内やトルコ)、個人的にも旅行(スペイン)に行ったり、ショッピングモールに買い物に行ったりしています。 また、日本語学科の学生達にとてもお世話になっています。彼らはブルガリア語も日本語も話せるので、最初はかなり頼ることになると思います。週一で日本語学科の授業のお手伝いにも行っています。 ごはんはお惣菜を買う人も多いですが、私はブルガリア料理は美味しいけど毎日は飽きてしまうので、ほぼ自炊をしています。たまに友達とごはんを食べに行くこともあります。寿司や中華料理のレストランも結構あります。 ブルガリアにいる日本人はとても少ないので、ブルガリアの日本大使館からお声掛けいただいて、大使館のイベントをお手伝いすることも多々あります。

5、授業

 私はフェミニズムの授業を受けたくて来たので、全てその関連の授業を受けています。全て英語です。ブルガリア語初級の授業もあります。他にも英語を英語で教える授業がいくつかあるようです。

6、その他、知っておくべきこと

 寮の情報は少々違うところがあります。まず、寮によると思いますが、私達がいる寮は留学生メインの寮で、ジムはありません。数年前になくなったそうです。その代わりに今コンビニ(24時間営業ではありませんが)のようなものができています。他の寮と違って洗濯機(無料で使えます)やキッチン(鍵をかりれば使えます)があります。 ブルガリアの良いところは、何と言ってもその物価の安さです。フィリピンやタイに留学するくらいの感覚なのではないでしょうか。でも、一応ヨーロッパ。中心地はかなりヨーロッパを感じられます。ただ、私達の寮があるところは社会主義体制の名残があって、その両方を見ることができて、貴重な経験だなあと思います。 先日の休みでスペインに行ってきたのですが、飛行機代が往復1万弱くらいでした。このように周辺国へのアクセスがとてもいいのも魅力の一つです。夏休みに入ったらヨーロッパ中を旅行しようと思います。