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留学体験・協定校情報

タイでの4ヶ月半

農学部

留学期間2015年度研修 AIMS派遣プログラム

タイに留学したわけ

 私は大学2年生になった時のオリエンテーションで、このAIMSプログラムの紹介を聞き、東南アジアに留学できるということに興味を持ちました。興味は持ち続けていたものの、そこから約一年間行動に起こせず、これといって熱中できるものもなく毎日が過ぎていき、やはり自分は留学がしたいのだと実感し、卒業要件の単位も先に取り、留学準備を始めました。茨城大学農学部からタイに留学した学生はこれまでにはいなくて、今思うと情報がなく不安であるその状況が私にとって魅力だったのかと思います。笑 また、大学生の今できる特別な留学と考え、経済も急成長するタイのバンコクで農学を学ぶこのプログラムは私に合っていたと思います。

タイでの4ヶ月半の生活

 まず、私が住まわせてもらった寮は想像以上に新しく綺麗で安全でとても驚きました。住んでいくうちに立て付けが悪いことや日本のトイレとの違い、シャワーの温度調節ができないことに戸惑いました。しかし国際寮にいたことで多くの日本人やほかの国の学生とも交流することができ、みんなで出かけたり集まってパーティをしたりと、その寮の穏やかで明るい雰囲気が好きになりました。

授業で学んだこと

 私の場合は英語での授業を受けてくるにあたって、自分が勉強しやすい既知の内容の授業や、楽しめそうな授業を選びました。生物学や熱帯農業の特徴、作物の分類や土地の有効的な農地利用、また簡単な英文法の授業、タイの踊りの授業も履修しました。農学関連の授業はすべてオムニバス形式で、毎回3時間ずつ授業を受けました。どれも概要的なところまで学ぶものであり、私は何かを専門的に学んだとは言えませんが、留学に来なかったら目を向けることはない様々な知識を得てとても満足しています。

留学して良かったこと、もっとすればよかったこと

 タイに留学したことで、以前より東南アジア全体にも興味が向くようになりました。それまで私には関わりがないと思っていた地域に実際に行ってみたことで、ニュースで取り上げられていればあの人たちはどうしているだろうと考え、これから先も海外の人と関わる際は躊躇なく意見を言ったりできるのかなと思いますし、少し自信はつきました。

 私の場合は、幸い留学中に体調を崩すこともなく多くの仲間に囲まれとても楽しく4ヶ月半を過ごすことができました。しかし私が心残りに思うことは、ただ単に授業やプログラム、旅行など誰かが用意してくれたことをこなすこと以外に、もっともっとアンテナを張り巡らせて自分ならではの体験を考えてやっていけばよかったなと今でも感じます。なかなか自分にはこの場所で何ができるのかと分からず、穏やかにゆっくりと時間の流れる環境に甘えてしまったなと思います。笑 この後悔は在学中にも将来にも、行動しようと思える原動力になると考えます。