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留学体験・協定校情報

幸福度の高い国、タイ

農学部

留学期間2022年度研修 AIMS派遣プログラム

授業で学んだ専門的な内容について

 Intoduction to Tropical Agriculture では、東南アジアの熱帯地域で行われている農業全般についてを学んだ。また、東南アジアの中での農業の違いやランクなどをグラフなどを用いて紹介された。他にも農業機械や熱帯フルーツなど、様々な講師から広く学んだ。フィールドトリップでは、水牛の飼育などを実際に見たり、大学が提携している研究所に行き、様々な畑の紹介があった。 Paradigm in Agricultural Extensionでは、タイや東南アジアに限らず、農業を発展させていくために必要であることを学んだ。農業技術だけでなく、経営や地域交流など様々な視点から農業について考えた。フィールドトリップでは、実際にスマート農業を行っている農家を訪ね、見学した。 Thai conversation class では、日常程度の会話をできるようになるために、基本的な単語をメインに学んだ。タイ語を読み書きすることはなかったが、実践的な内容が多く、実際にタイ人が来て会話に練習をした。授業の半分が講義、半分がグループワークでの実践形式だった。

海外の大学で授業を履修するにあたって工夫した点および反省点

 授業中、分からない単語が出てきた際にすぐに調べられるように電子辞書を常に携帯していた。また、授業のスライドはひとつひとつ日本語訳で理解するよりかは、英語のまま理解できるようにたくさん英語に触れるようにした。反省点としては、授業後の復習を毎回の授業後に行うべきだったと感じた。また、授業スライドが配られるのは授業直前のため、授業中についていけなくなることは多少あった。その時にいかに切り替えて授業の進行から送れずについていくかが重要であると感じた。 反省点ではないが、私のパソコンは書き込むことができなかったが、書き込んでいる人が多く、とても便利だと感じたためおすすめする。

多様な文化・価値観に触れることで得られたこと

 タイの文化はとても独特で面白かった。授業も緩く、時間通りに行くことはほとんどない。だが、タイ人はみんな幸せそうで生き生きしている。幸福度の高い国だと聞いてはいたが、本当にその通りでびっくりした。また、同じ寮に住む留学生には、インドネシア人やカンボジア人、インド人などさまざまな国の人がおり、文化を共有し、多種多様な考え方を聞き、自分にも新しい考えを持つことができるようになった。そして、日本のかなり独特な考え方を持つ国だと客観的な意見を聞くことができ、自国について見直すきっかけができた。外国を知ることができるだけでなく、改めて日本を知ることができた。

留学で得た知識・経験を,自身の将来にどのように活かしていくか

 世界には様々な国の人がおり、文化があり、考え方がある。国に限った話ではないが、人によって常識は異なり、何が普通かも違う。その事実をいかに否定せずに受け入れるか、また言葉で伝えていくかが大切であるということを学んだ。また、他の国の人々と積極的にコミュニケーションを取ることでたくさんの新しい考え方を発見できるかを知った。これからは自分から積極的に行動しコミュニケーションをとっていきたい。また、人に偏見や思い込みを持たず理解しようとしていきたいと心から感じた。日本という小さな世界で物事を見ずに、世界的な視点を持てる人になりたいと思う。

派遣先大学で特に良かった点

 カセサート大学はタイの文化を学ぶにはとてもいい環境だと感じる。理由は、交通のアクセスがとてもいいからだ。バンコクからタイ全土の様々な場所に行くことができ、様々な文化を肌で感じることができる。電車の駅までも徒歩5分で行くことができるため、とても出かけやすい。

また、留学生の多くが国際寮に住むため、たくさんの国際交流ができる。寮の1階には共有スペースがあり、国籍に関係なくそこでみんなでご飯を食べたり、遊んだりする。自身の積極性が問われるが、積極的に交流を図ればいつでも英語を使う機会があり、くだらない話から、社会的問題について話すこともある

同じ大学へ行く後輩へのアドバイス

 カセサート大学は他の大学に比べかなり日本人が多く、私が知る限りでも50人以上いた。そのため、日本人だけで生活しようとすればできてしまう。そうすると日本語ばかりになり、かつ他国の文化も学ぶことができなくなり、留学の意味が半減してしまうため、気を付けた方がいいと思う。積極的に他の国の人たちをコミュニケーションを取る意識を持てば本当に楽しい留学生活が送れると思う。

また、カセサート大学はとてもアクセスがいいため、アユタヤなど歴史的な場所には訪れることを強く薦める。現地の人の生の声を聞くことができ、文化を学ぶのに最適だと感じる。