海外留学を希望するみなさんへ

Introduction of Global Education Center

留学体験・協定校情報

アイダホ州立大学での留学体験

教育学部学校教育教員要請過程

留学期間2022年8月~2023年5月

協定校情報留学報告書

 私は、入学したときから、大学生のうちに留学してみたいという気持ちがありました。そして、その気持ちは、2回の教育実習を経てさらに強くなりました。世界的パンデミックの影響もあり、大学生のうちに留学するのは無理かもしれないと半ばあきらめていましたが、幸運にも2022年8月から、2023年5月までの約9か月間、アメリカのアイダホ州立大学に交換留学をすることができました。私は日本語教育プログラムを履修していたので、協定校の中でも、このプログラムに対応している大学を選びました。

 実際にアメリカで生活してみると、毎日新しく経験することだらけで、とても充実していました。もちろん楽しいことばかりではありませんでしたが、大変なこと・つらかったことなども含め、私がアメリカで経験してきたことのすべてが、とても大切な宝物です。また、私はこの9か月間の留学経て、自分が本当にやりたいことを見つけられたように感じます。そう言えるのは、留学中に国籍も宗教も育ってきた文化も全然違う、様々な価値観をもった人に出会い、関わってきたからです。その中で、私は、“自分”について、日本にいたときよりも考える時間が増えました。半ば強制的に異文化にふれ、さらに、マイノリティとして生活してきたからこそ、日本にいるときよりも自分の特異さに目が向いたのかもしれません。

 留学するうえで、なぜ留学をするのか、何がしたいのか、という具体的目的を持つことは大切だと思います。目的がないと、ただ行っただけになってしまいますので、留学するために使った費用や時間に見合いません。ですが、私は、自分が進む道が本当に自分にあっているかわからない、という人にも留学を視野に入れてみることを提案します。留学しているうちに、自分が知らず知らずに持っていた偏見に気づいたり自分の新たな一面を知ったりなど、留学当初では思いもよらなかった点に対して、留学してよかったと感じるかもしれません。

 最後に、私は、留学する前に立てていた目的を達成できたか、と聞かれたら、100%達成できたと言いきる自信はありません。ですが、留学してよかったか、と聞かれたら心の底から「はい」と答えることができます。

 この体験談が、留学を考えている皆さまが留学に興味を持つきっかけになれば、と思います。長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。