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留学体験・協定校情報

シドニー工科大学短期研修に参加して

教育学部 保健体育選修

留学期間2012年度研修参加

 私は8月25日から9月15日にオーストラリアのシドニー工科大学へ行ってきました。大学では英語でオーストラリアの言語と文化についてネイティブの先生1人に日本人学生約30人が講義形式で学びました。日本人学生も日本各地の大学から研修に来ていて、北は札幌、南は那覇までと全国の学生が集まり、そこでも多くの友達をつくることができました。

 授業では課題として日記、プレゼン、レポートがありました。プレゼンは一人一人クラスで発表する形式で、日本とオーストラリアの違いについてというテーマで行われました。みんなの発表を聞くことで文化、風習の違い、人々の物事への感じ方の違いなどが分かり、その後の生活に役立てることができました。全て英語で行わなければならないのでとても苦労しましたが、友達と協力しながら進められたのでここで改めて友達の大切さに気づくことができました。

 今回の研修では現地の学生とのバディー制度がなく、一時は現地の学生の友達ができないかと冷や冷やしましたが、日本文化の授業を聴講したときに現地の学生の方から声をかけてもらい友達になることができました。そこからの日々は放課後に連絡を取り合い、現地の学生とシドニー市内の観光地を巡ったりしながら楽しい毎日を送ることができました。

 また、ホームステイ先の家族も素敵な方たちでした。お母さんは高校で数学の先生をしている方で毎日忙しいにも関わらず、おいしいご飯を用意してくれました。毎朝“Have a good day!”とハグをしながら学校に送りだしてくれて、本当の娘のように接してくれました。娘さんは私と同い年で大学も同じという事で、通学のしかたやシドニーの穴場スポット等を教えてくれました。彼女はフランスへの語学留学を来年に控えていて、語学の勉強、大学での勉強と部活をしっかり両立していて、とても感心しました。

 帰国してから写真を見直すと、本当にたくさんの人々とシドニーで出会ったのだなと実感しました。英語のスキルを向上させることが第一の目標でしたが、こんなにもたくさんの友達をつくることができて本当に行って良かったなと感じています。また、シドニーで何度も言葉が通じなくて苦労した経験から、現在はどんな困難に遭ってもすぐに諦めないで最後まで努力しようという姿勢が身につきました。3週間という短い間でも、自分の人生の良い影響を与え、自分の意識、心構えを変えてくれたシドニーの体験を私は一生忘れません。


 “Our greatest weakness lies in giving up. The most certain way to succeed is always to try just one more time.”Thomas Edison